かつてイレブン横綱といわれた横綱がいた。
イレブン横綱とは11勝4敗横綱のことである。
いわれたのは相撲中継の解説でおなじみの
北の富士である。なぜそう呼ばれたのか。
順を追って話そう。
北の富士は燃える要素があると強さを発揮
する力士である。元千代の山の九重部屋が
出羽海部屋から破門独立した直後の場所で
初優勝した。そのため、大鵬は7連覇を逃し
た。しかし、北の富士はその後のんびりした
長男の如く、長く大関に在位した。次に北の
富士が燃えたのは、新大関で清国が優勝した
ときである。「清国一人に甘い汁を吸わせて
なるものか」と燃えて12勝-13勝優勝-13勝
優勝と一気に横綱を決めた。
横綱になった北の富士は13勝-14勝優勝-
13勝優勝と目が覚めるような活躍であった。
ところがこの後、昭和45年九月場所から昭和
46年三月場所までに4場所11勝4敗の成績が
続いてしまった。北の富士がイレブン横綱と
呼ばれたのはこの時である。横綱の4場所
連続11勝は最高記録である。
続いてしまった。北の富士がイレブン横綱と
呼ばれたのはこの時である。横綱の4場所
連続11勝は最高記録である。
しかし、北の富士の横綱時代で11勝4敗の
成績は、実はこのときの4場所連続だけで
ある。このあとは1度も11勝4敗の成績を
あげていない。ほかの横綱はどうであった
のか。柏戸が4場所連続11勝4敗を経験して
いる。それだけではない。柏戸は横綱時代に
通算8度11勝がある。(11勝1敗3休を含む)
これは15日制が定着した千代の山以降の横綱
で2代目若乃花と並んで2位の記録である。
これは15日制が定着した千代の山以降の横綱
で2代目若乃花と並んで2位の記録である。
それでは1位は誰か。なんと現役の日馬富士
で、通算9度もある。それだけではない。
で、通算9度もある。それだけではない。
現在日馬富士は3場所連続11勝4敗中である。
十一月場所で11勝4敗をあげると横綱の
11勝4敗連続最高記録4場所に並ぶことに
なる。それでもなぜか、北の富士だけが
イレブン横綱と呼ばれてしまった。
十一月場所で11勝4敗をあげると横綱の
11勝4敗連続最高記録4場所に並ぶことに
なる。それでもなぜか、北の富士だけが
イレブン横綱と呼ばれてしまった。
札幌に行くので準備中。
興味深いテーマをこれからもお届けます。
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