月日が経つのは早いもので、今年もすでに
5場所を終え、残り1場所になった。5場所
までの各力士の成績はどのようになったのか。
それが以下である。いつも通り、横綱・大関
との対戦率によってクラス分けした。その
結果横綱・大関はAクラスには一人もいない
結果となった。これは、あいついで横綱・
大関が途中休場するため、対戦にアンバラン
スを生んでいることが原因である。
対象は5場所幕内在位の力士だが、千代大龍
は4場所在位で30勝以上のため加えた。十一
月場所で十両落ちが予想される石浦は年間
成績から姿を消す可能性が高い。
七月場所までの高安と白鵬の年間最多勝争い
は、両力士が九月場所を休場したことで一変
した。5場所を経過してトップは日馬富士の
47勝20敗8休である。続くのは御嶽海で45勝
35敗である。残り1場所で2勝差を関脇が
横綱を上回るのはかなり難しい。日馬富士に
アクシデントがない限り、年間最多勝はこの
ままなだれ込みそうである。それにしても
日馬富士は13勝以上をあげない限り60勝未満
の年間最多勝になりそうである。どちらに
なっても、いささか寂しい数字である。
<年間最多勝に最も近い日馬富士>
それにしても御嶽海が横綱・大関戦で25戦
しているのに対し、日馬富士は8戦と開きが
大きすぎる。これは日馬富士の責任ではない
が、Aクラスの最多勝は御嶽海ということで
住み分けできる流れになりそうである。
<最多横綱・大関戦の御嶽海>
年間最多勝は十一月場所の千秋楽に西日本
新聞社が表彰する。これに対し、年間最優秀
力士を選出しているのが、スポーツ報知で
ある。こちらは必ずしも、年間最多勝力士に
なるとは限らない。
<現在年間2回優勝の白鵬>
今年に入って稀勢の里と白鵬は2回優勝して
いる。十一月場所どちらかが優勝すれば年3
回優勝で、今年の場所の半分を制覇したこと
になる。これは年間最優秀力士の有力候補に
なる。十一月場所、日馬富士が優勝すれば、
稀勢の里、白鵬、日馬富士が各2回優勝と
なる。その場合は勝率や相撲内容で決定され
ることになりそうである。決定は例年だと
12月下旬であり、一月場所初日で表彰される。
<一月・三月と連覇した稀勢の里>
十一月場所を各力士はどんな成績を納めるか。
年間成績の戦いも繰り広げられることになる。
柿が美味しい季節になりました。
興味深いテーマをこれからもお届けます。
↑↑↑↑↑↑↑↑