2018年9月– date –
-
大相撲
千賀ノ浦部屋の系統
貴乃花が協会を辞めるにあたり、弟子を託した元隆三杉の千賀ノ浦及び千賀ノ浦部屋とはどんな人物であり、どのような部屋なのか。隆三杉は初代若乃花の二子山部屋に入門した力士である。あだ名はドラえもん。最高位は小結だが、三賞にはついに縁がなかった... -
大相撲
貴乃花退職問題解決の細過ぎる道筋
告発上を事実無根と認めるように圧力をかけたことはない。一門に必ずはいること。さもなければ部屋もちの親方はできないということはない。と芝田山(元大乃国)広報部長が言う。だとしたら次に言うのは「何の問題も心配もないのだから辞める理由はなくな... -
大相撲
貴乃花を退職に追い込んだカタチ・手法
無事に終了した九月場所のわずか2日後、驚きをもって発表されたのが貴乃花の協会退職(本人の表現は引退)であった。記者会見での退職理由と協会の反論が以下である。1.今年の3月内閣府に提出した告発上を事実無根と認めること。そうでないと親方廃業... -
大相撲
迷走!貴乃花退職をめぐる不整合性
「やめちゃったね」「残念」「大変なことになったね」相撲仲間からのメールが次々に届く。そんななか、昨日25日夜相撲協会の広報部長である元大乃国の芝田山が、貴乃花が退職に追いやられたいきさつについて反論・見解を示した。<日刊スポーツの記事>1... -
大相撲
激震!貴乃花が協会に退職届け提出
貴乃花が退職するのでは、という話は場所中、事情通より伝わっていた。しかし、確かなことが判明するまでこのことにはいっさい触れてこなかった。ただ、最近の貴乃花のホームページには「長らく貴乃花を応援してくださりありがとうございました。厚く御礼... -
大相撲
平成30年九月場所総評
★九月場所の相撲人気について九月場所のチケットは発売当日70分で15日間完売した。しかし、ネットには相変わらず、高額のチケットが出回っており、ダフ行為目的の購入者がチケット完売に影響しているのはゆゆしき事態である。相撲協会は対策にのり出す時期... -
大相撲
■秋千秋楽 稀勢の里、横綱復活はこれから
白鵬充実の全勝優勝。4連敗中の鶴竜では白鵬を脅かすことはできなかった。カド番を脱した栃ノ心は力強くのびのびした相撲で高安を撃破した。ここまではいい。九月場所の最大の焦点は何か。それは稀勢の里の進退であった。<14日目鶴竜から10勝目をあげた... -
大相撲
■秋14日目 白鵬の今後の優勝回数を推測する
結びの一番、白鵬と豪栄道が土俵に上がり、仕切りを繰り返す。そうすると館内は豪栄道コールが響き渡る。白鵬の声援はないのか、かけにくいのか届いてこなく、豪栄道コール一色に聞こえる。だが、白鵬はそんなコールに動じていないようすである。<白鵬、... -
大相撲
■秋13日目 場所の焦点は白鵬の全勝優勝
優勝争いが2差となったせいか、どうも取組がもうひとつ盛り上がらない。たんたんと進行していく感が否めない。盛り上がった優勝争いなら、取組の進行とともに徐々に熱くなっていきクライマックスへ達する。五月場所の鶴竜対栃ノ心戦のときはまさにそうだ... -
大相撲
■秋12日目 消えた1敗力士
昨日鶴竜に土をつけた栃ノ心だけに対白鵬戦に期待する方がいても不思議ではない。だが、その一縷の期待は白鵬には通じなかった。白鵬は一瞬で栃ノ心を倒した。瞬殺であった。白鵬のスピード、技の切れ、そしてなにより反応の速さは復活している。そして調... -
大相撲
■秋11日目 意外な展開となった三番
11日目は意外な展開となって終了した。まず全勝鶴竜対カド番栃ノ心戦。鶴竜はここまで万全の相撲を取ってきた。野球でいえば完全試合である。一方栃ノ心は精彩を欠く相撲が目立ち6勝4敗である。鶴竜に負ける要素はない。立ち合い、鶴竜もろ差し。この形... -
大相撲
■秋10日目 1敗で追走高安、稀勢勝ち越し
1敗同士、久々に好調の豪栄道、高安が激突した。10日目の対戦は早すぎると見る方もおられるだろうが、下記の予想取組表を見ていただきたい。数字は○日目で15は千秋楽である。豪栄道の13日目から千秋楽と高安の11日目と12日目が横綱戦を組む以上豪栄道対高... -
大相撲
■秋9日目 目を見張った白鵬と稀勢の里
優勝をねらう全勝白鵬と大関をねらう2敗御嶽海が激突した。先場所優勝した御嶽海だが横綱戦はなかった。それだけに白鵬戦は試金石になる。立ち合い白鵬は素早く左上手、いい位置を引いて出た。御嶽海左へまわり込んでくいさがる。白鵬の上手が切れた。白... -
大相撲
■秋8日目 平成30年九月場所の行方
稀勢の里の8日目の対戦相手は玉鷲である。玉鷲は全敗だが、すべて関脇以上の敗戦である。あなどれない相手である。稀勢の里は玉鷲の真っ向からの離れての攻めに完敗した。玉鷲は四つにくることはないのだから、稀勢の里は立ち合いの工夫が必要だった。こ... -
大相撲
■秋7日目 攻め手がなかった稀勢の里
敗戦から一夜明けた7日目。稀勢の里の心境に変化はあるのか。連敗となるとそうとう窮地に追い込まれる。そんなマイナー思考ではなく、気持ちを切り替え、今日の一番に全力を尽くす心意気であればいいのだが。さて、敗戦後の稀勢の里の相手は千代の国であ... -
大相撲
■秋6日目 稀勢の里の真価が問われるのはこれからだ
場所前稀勢の里対千代大龍戦についてこう記した。パワー相撲の千代大龍が立ち合いから一気に出ると一つ間違うと危ない。稀勢の里は千代大龍に立ち合い負けしないことである。実際の稀勢の里対千代大龍戦は次のように展開した。立ち合い、稀勢の里は左足か... -
大相撲
■秋5日目 注目の三番を斬る
●8場所連続休場あけ稀勢の里対曲者正代正代戦の注意点はもろ差しを許さないことである。大鵬は両腕を交差してもろ差になったが、稀勢の里の左と正代の右の差し手争いである。稀勢の里はこの争いを制して右上手をがっちり引いて寄り立てる。豊山戦もそうだ... -
大相撲
■秋4日目 会心の相撲が遠い稀勢の里
稀勢の里の対戦相手は11勝と負けなしの魁聖である。ただし、対戦成績は、今の稀勢の里にとって遠い過去の数字にすぎない。魁聖は幕内ナンバー2の体重の持ち主で巨体である。得意は右四つである。だが、それでも稀勢の里は左四つにはなれそうな対戦相手で... -
大相撲
■秋3日目 耐えて勝つ稀勢の里
場所前稀勢の里対豊山戦をこう分析した。初顔となる豊山は四つになっても体力負けしない。七月場所千秋楽の御嶽海戦でみせた動きや執拗な攻めもある。体力負けしない力士はほかにもいるが、若さをぶつける相撲は豊山ならではといえる。さて、実際の本場所... -
大相撲
■秋2日目 稀勢の里の変身
今場所最大の注目力士稀勢の里は、2日目を迎えてますます注目度をあげている。それは対戦相手がパワー相撲でありながらねばりもあり、土俵際も気が抜けず、1勝2敗の対戦成績の貴景勝であるからだ。稀勢の里にとって関脇以下で最も危険な対戦相手である... -
大相撲
■秋初日 予想を超えた稀勢の里の相撲
今日はいやおうなしに稀勢の里の一挙一動に注目が集まる。久々に見る稀勢の里の横綱の土俵入り。ややテンポが早く、どっしり感がもうひとつに感じた。しかし、観客が本当に見たいのは勝負のゆくえである。観客が投票する注目の一番森永賞の結果は、稀勢の... -
大相撲
H30年九月 横綱・大関に挑む10人のサムライ
明日から九月場所が始まる。鶴竜対貴景勝、白鵬対玉鷲、稀勢の里対勢が組まれた。稀勢の里は若手で突き押しの破壊力抜群の相手ではななかった。だが2日目は貴景勝という難しい相手になる。稀勢の里は8場所連続休場のあと土俵に戻ってくる。もう休場は許... -
大相撲
九月場所展望
明後日から九月場所が始まる。猛暑の七月場所からみるといくぶん過ごしやすい季節になってきた。それだけに、力士は思う存分力を発揮しやすい環境になってきたといえる。九月場所の展望というと通常優勝争いから入っていくのだろうが、場所最大の見所は別... -
大相撲
飛躍できるか期待の若手
大鵬が登場したときは将来の大関・横綱を予感させるモノ感じさせてくれた。大鵬は短期間で優勝、大関、横綱へと駆け上がり、大横綱へと突き進んだ。北の富士・玉の海のときは貴ノ花、大受が現われた。さらに輪島、魁傑と期待のホープが次々に現われた。遅... -
大相撲
稀勢の里の運命
8場所連続休場の稀勢の里が土俵に帰ってきそうである。総見で横綱・大関相手に4勝4敗ということだが、稽古は必ずしも勝つことを目的としてするものではない。当然奇襲や立ち合いからの変化はない。相手にケガをさせる相撲やケガをしている箇所を攻めた... -
大相撲
鶴竜の未達成優勝
昨年鶴竜は18勝17敗55休、皆勤1場所というさんざんな成績だった。優勝が初めてなかった年でもあった。4場所連続休場で進退が問われた。それを11勝4敗でのりきった。するとその後13勝優勝、14勝優勝と初めての連続優勝も達成した。あざやかな転身であっ... -
大相撲
栃ノ心優勝のカギ
七月場所、快調に白星を重ねていた栃ノ心が、6日目思わぬ負傷で休場に追い込まれた。スタートの場所につまずくのはなんともいやな感じである。新大関から一転カド番に陥ってしまう。新大関の休場は15日制が定着した昭和24年夏場所以降では、前の山、大受... -
大相撲
白鵬を取り巻く記録・問題
第一人者である白鵬が浮上できないでいる。この1年間は30勝9敗51休である。6場所中4場所が休場である。ここへきて以前より休場が多くなってきた傾向がみえる。優勝は現在4場所ない。平成27年七月場所から翌年の三月場所まで5場所優勝なしがあるが、... -
大相撲
御嶽海の15日間を推測する2
九月場所、御嶽海と対戦が予想される関脇以下の力士をみていこう。意外かもしれないが多くの力士が五分の対戦を残している。◆要注意魁聖 1勝4敗九月場所対戦が予想される関脇以下で負け越している力士が魁聖である。といってもこれはまだ御嶽海が三役に...
1