大相撲

■秋7日目 攻め手がなかった稀勢の里

2018年9月15日

敗戦から一夜明けた7日目。稀勢の里の心境
に変化はあるのか。連敗となるとそうとう
窮地に追い込まれる。そんなマイナー思考
ではなく、気持ちを切り替え、今日の一番に
全力を尽くす心意気であればいいのだが。

さて、敗戦後の稀勢の里の相手は千代の国で
ある。こわさはないが、稀勢の里攻略法で
ある
1.四つに組まない
2.正面から突き押し合わない
3、動きで揺さぶりをかける
を仕掛けられると簡単にはいかない。

千代の国はまず、動きまわった。突いていな
してまた突いていなす、を何度も仕掛けて
ゆさぶる。稀勢の里は必死についていくが、
捕まえられない。まわりこむ千代の国をよう
やく左差し下手をつかんだ。だが、千代の国
はくいさがって稀勢の里の右上手を遠ざける
体勢をつくった。しばらくこの体勢が続いた。

千代の国、赤房下土俵際で上手投げ、稀勢の
里すくい投げでこらえる。再び千代の国が
くいさがる。再度千代の国が青房下土俵際
上手投げにいくとき左足を踏み出した。その
後稀勢の里が投げられた。

土俵というものが土に釘などで線を彫った
ものではなく、俵を埋め込んであるところが
奥深い。押されても俵ならこらえることが
できる。またすり足で動けば俵に引っかかる。
千代の国がすり足だったら足を土俵の外に
踏み出すことはなかった。

稀勢の里は攻め手がない体勢のなか、粘力
相撲でしのいだ。結果は白星となったものの、
稀勢の里の苦心は続く。

今日も放送時間は2分オーバーとなった。

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よしなに
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  • この記事を書いた人

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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