大相撲

■秋8日目 平成30年九月場所の行方

2018年9月16日

稀勢の里の8日目の対戦相手は玉鷲である。
玉鷲は全敗だが、すべて関脇以上の敗戦で
ある。あなどれない相手である。稀勢の里は
玉鷲の真っ向からの離れての攻めに完敗した。
玉鷲は四つにくることはないのだから、稀勢
の里は立ち合いの工夫が必要だった。
9月星A
これで稀勢の里の成績は6勝2敗になった。
稀勢の里の後半の対戦相手は、横綱鶴竜・
白鵬、大関豪栄道・栃ノ心、関脇御嶽海と
強豪ぞろいである。彼らから1勝4敗、そし
て逸ノ城、平幕から2勝してようやく9勝
6敗である。

人によっては今場所の稀勢の里は9勝6敗で
いい。再起を十一月場所にかけるべきという
見方をする方がいる。しかし、大関の責任
勝ち星の最低線が10勝なのに、「クンロク」
ではいかにも横綱としての面目が保てない。
ただ、横綱の引退は最終的には横綱自身に
しか決められない。稀勢の里がまだやれると
判断すれば、それは尊重しなければならない。

御嶽海の対戦相手は全敗の勢である。その
うちの6敗は横綱・大関戦である。やはり
あなどれない。その勢がまっこうから御嶽海
を押し出した。まったく予想外の展開であっ
た。この敗戦で御嶽海の大関昇進はどうなる
のか。残りの対戦相手は3横綱と大関高安で
ある。これを2勝2敗、平幕に3勝して11勝
である。大関昇進は黄色信号である。

優勝の行方はどう展開するか。上位で、全勝
は横綱鶴竜・白鵬、1敗は大関豪栄道・高安
である。大関が横綱を追いかけるのはいか
にも厳しい。逆になって初めて互角の展開に
なる。安定感は鶴竜がやや上まわっている。
ただ、今年優勝のない白鵬はこのまま終えら
れない。優勝への執念で突っ走る可能性が
ある。千秋楽結びの一番鶴竜対白鵬で決着
すれば、最高の盛り上がりになる。果たして
どうなるか、後半の行方を注視していく。

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  • この記事を書いた人

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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