貴乃花が退職するのでは、という話は場所中、
事情通より伝わっていた。しかし、確かな
ことが判明するまでこのことにはいっさい
触れてこなかった。ただ、最近の貴乃花の
ホームページには「長らく貴乃花を応援して
くださりありがとうございました。厚く御礼
を申しあげます」と意味深な挨拶が話題を
呼んでいた。
が流れた。そして17時から貴乃花が退職(本
人は引退という表現)の記者会見を開いた。
それによると退職の理由は次ぎのようなもの
だった。
1.今年の3月内閣府に提出した告発上を
事実無根と認めること。そうでないと親方
廃業に追い込まれると迫られた。
2.どこかの一門に必ずはいること。さも
なければ部屋もちの親方はできないと言い
寄られた。
なければ部屋もちの親方はできないと言い
寄られた。
3.一門外のままでは弟子が相撲を続ける
ことができなくなるので床山などを含め元
隆三杉の千賀ノ浦部屋に移籍させることに
した。そして断腸の思いで退職を決断した、
と述べた。
した。そして断腸の思いで退職を決断した、
と述べた。
告発状は弟子の不祥事もあり取り下げたが、
事実無根を認めるわけにはいかなかった。
また内閣府からの通達により、七月場所後の
理事会で、必ず5つの一門のどこかに所属
すること、期限は九月場所後の理事会まで、
と決まった。
阿武松一派の二所一門入りはすんなり決まっ
たわけではなく、反対派もかなりいた。元々
は二所一門であったわけだが、実際は一門会
が開かれたという。貴乃花は自ら意思表示
することもなかった。
自らの一門に入れようとの動きがあったとも
聞いている。一門の最大の目的は理事候補を
選出するためだが、一門は同じ考え方の集団
ではない。
協会の言い分はまだ出てきていないし、退職
届けが受理されたわけでない。だが、なにか
貴乃花を追い込んでいる印象が強い。いずれ
にせよこんなカタチで貴乃花が協会を去るの
は、けして好ましいことではない。
静かな相撲界とはいかない。
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よしなに
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