大相撲

貴乃花を退職に追い込んだカタチ・手法

2018年9月27日

無事に終了した九月場所のわずか2日後、
驚きをもって発表されたのが貴乃花の協会
退職(本人の表現は引退)であった。記者
会見での退職理由と協会の反論が以下である。

1.今年の3月内閣府に提出した告発上を
事実無根と認めること。そうでないと親方
廃業に追い込まれると迫られた。

※協会 そのような事実は一切ない

2.どこかの一門必ずはいること。さもなけ
れば部屋もちの親方はできないと言い寄ら
れた。さらに告発上を事実無根と認めない
限り一門にはいれない。

※協会 そのような事実も一切ない。一門
加入は運営助成金を無所属に個別に渡すと
使途不明金となる恐れがあるためで、公益
財団法人としてふさわしくないからである。
7月下旬に決め、期限は九月場所後理事会
までである。加入していないときはその場で
審議することになっていた。

ことの顛末は公式発表の文書がなく、尾ひれ
がついて貴乃花に伝わったことである。1は
認めなければ廃業の一文はないが、協会は
全否定である。全否定されては自分の立場は
ないと考えても不思議はない。
フジ
<夕刊フジの記事>

2は特にマスコミにも発表されなかった。
決定されたのは七月場所後の理事会である。
冷静に見るとこれは旧貴乃花一門のみを対象
とする規定である。これは協会のいうコンプ
ライアンスやガバナンスという意味があった
のか、疑問である。逆にいまさら他の一門に
入れない貴乃花を追い込む結果となったこと
は十分考えられる。

事実旧貴乃花一門の通称阿武松グループは
古巣の二所一門入りしたが、すんなり決まっ
たわけではなかった。頭を下げても、二所
一門のなかには反対派もかなりいた。自ら
理事に立候補するために二所一門を飛び出し
ただけに貴乃花に戻るところはなかった。
報知
<スポーツ報知の記事>

元琴錦は佐渡ヶ嶽部屋出身の力士である。
琴錦は年寄株に苦労していた。準年寄-若松
-竹縄-浅香山-荒磯-秀ノ山-中村とここ
まですべて借株でしのいできた。なお、尾車
部屋で部屋付きの親方をしていたのは中村の
ときである。

元琴錦が正式に年寄株を取得したのは平成
28年1月のことである。元大受の定年によっ
て、朝日山を取得し、部屋を復興した。元
琴錦が二所一門の力士でありながら、伊勢ヶ
濱一門に身をおいているのはこうした事情に
よる。平成12年九月場所後の引退から15年
4ヶ月たっていた。

その朝日山が貴乃花の身を案じ、伊勢ヶ濱
一門へ入るよう勧誘した。だが、反対派の
親方が「それなら自分が一門を出る」とまで
いわれ、断念せざるを得なかった。5つの
一門に入れといわれても貴乃花には行き場が
なかった。結局9月27日の理事会までに5つ
の一門のいずれかにはいるようにという未
発表で文書のない規定が一人歩きし、貴乃花
を追い込んだことになる。

若貴フィーバーで満員御礼連続666日、真剣
勝負で勝ち取った優勝22回、現在唯一の一代
年寄。そんな功績のある人物を追い出すよう
なカタチで協会を去らせて本当にいいのだ
ろうか。

台風が心配です。

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  • この記事を書いた人
denkouriki

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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