大相撲

■秋2日目 稀勢の里の変身

2018年9月10日

今場所最大の注目力士稀勢の里は、2日目を
迎えてますます注目度をあげている。それは
対戦相手がパワー相撲でありながらねばりも
あり、土俵際も気が抜けず、1勝2敗の対戦
成績の貴景勝であるからだ。稀勢の里にとっ
て関脇以下で最も危険な対戦相手である。

危険な対戦相手はかつて稀勢の里が、白鵬、
日馬富士、鶴竜相手に言われた言葉である。
平成28年十一月場所では優勝鶴竜をはじめ
3横綱を撃破している。時が移り、季節を
経て今度は稀勢の里が危険な相手を迎える
ことになった。

稀勢の里対貴景勝は横綱2番目の取組で実現
した。貴景勝の激しい当たりに稀勢の里四つ
になれずに東土俵に後退。そこへ貴景勝が
いなすと稀勢の里が大きく泳ぎ、西土俵徳俵
で残す。館内は悲鳴の連続。踏み留まった
稀勢の里が貴景勝を突き落とした瞬間、館内
は歓喜と拍手へと変わった。
180910二日目幕内 837
180910二日目幕内 841
180910二日目幕内 853
180910二日目幕内 862
この間、稀勢の里の表情で気がついたことが
ある。稀勢の里にやらなければという気負い
はない。貴景勝に追い込まれても稀勢の里に
あせりは見えなかった。それどころか、この
程度なら大丈夫といわんばかりの表情だった。
初日気持ちがふっきれたと書いたが、2日目
は心身ともに動じないたくましさを見せた。
変身稀勢の里を見せた貴景勝戦であった。

それでもまだ課題がないわけではない。それ
は1敗したとき、どう変わるかが未知数なの
である。変身稀勢の里の見せ場は続きそうで
ある。

帰りは雨の国技館でした。

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  • この記事を書いた人

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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