大相撲

■秋千秋楽 稀勢の里、横綱復活はこれから

2018年9月23日

白鵬充実の全勝優勝。4連敗中の鶴竜では
白鵬を脅かすことはできなかった。カド番を
脱した栃ノ心は力強くのびのびした相撲で
高安を撃破した。ここまではいい。九月場所
の最大の焦点は何か。それは稀勢の里の進退
であった。
180922十四日目幕内 1314
<14日目鶴竜から10勝目をあげた稀勢の里>

その稀勢の里は昨日の14日目10勝をすでに
あげていた。安堵したわけではないだろうが、
豪栄道に対して力なく敗れ去った。これで
今場所は10勝5敗で終了した。正直稀勢の里
をどこまで見られるか場所前は何ともいえ
なかった。いつが最後の土俵入りになるか。
ハラハラしながら、よくぞ千秋楽までもった
という思いが強い。
180923千秋楽幕内 1242
<千秋楽 豪栄道に完敗した稀勢の里>

しかし、10勝5敗はとりあえず進退に及ば
ないぎりぎりの成績である。けして横綱と
して合格点まではいかない。本当の意味で
復活したとは言いがたい。窮地は形の上では
脱したが、真価は問われ続けることになる。

7場所連続休場した貴乃花は、出場して12勝
3敗の成績をあげた。だが、次の場所全休し、
その翌場所引退している。稀勢の里がほっと
できる時間は今だけなのである。十一月場所
の成績次第では再び窮地に立つことがあり
得る。
180911三日目十両 886
<稀勢の里の土俵入り>

楽観はできない。つかの間の休息後は横綱
としての力を見せなければならない。その
ためには巡業で横綱復活に向けた稽古が必要
になる。本当の勝負は十一月場所になる。
稀勢の里の横綱復活の試練はまだまだ続く
ことになる。

場所の疲れがどっと出ました。

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  • この記事を書いた人

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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