結びの一番、白鵬と豪栄道が土俵に上がり、
仕切りを繰り返す。そうすると館内は豪栄道
コールが響き渡る。白鵬の声援はないのか、
かけにくいのか届いてこなく、豪栄道コール
一色に聞こえる。だが、白鵬はそんなコール
に動じていないようすである。
<白鵬、豪栄道を一蹴1>
今場所の豪栄道は強い。だが、そんな強さを
問題にもしなかったのが白鵬である。豪栄道
は手も足も出なく、負かされた。白鵬はケタ
はずれの強さだった。期待あるいは予想を
はるかに超える相撲だった。白鵬は14勝で
41回目の優勝を決めた。
<白鵬、豪栄道を一蹴2>
今年の白鵬は3場所休場、皆勤した五月場所
は11勝に終わっている。年3回の休場は初で
ある。つまりさんざんな成績後にようやく
達成した優勝である。白鵬は晩年に入って
いるのかもしれない。だが、白鵬を脅かす
相手は存在しない。早い話次期横綱候補は
当分浮上しないのが現状である。
<白鵬、豪栄道を一蹴3>
大鵬の晩年は昭和44年の七月場所からだと
いう見方がある。その後2年間で2回優勝し、
引退した。大鵬のときは北の富士、玉の海が
横綱に昇進し、若い横綱が優勝するように
なったという事情がある。
白鵬は今後何回優勝できるか。優勝したとき
は、誰でもよく見える。年齢は33歳半になっ
た。35歳半まで2年。割り引いて考えても
年1回か2回くらいである。従って優勝は
あと3回くらいとみるが、いかがだろうか。
なお、白鵬は同時に幕内1000勝を達成した
ことを付記しておく。
今日だけいつもより遅く国技館入りしました。
興味深いテーマをこれからもお届けします。
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