月別アーカイブ:2018年06月

優勝をねらえる新大関栃ノ心

2018/6/30    

一月場所、思いもかけず優勝したのが栃ノ心 である。その自信とプライドを背景に戦った のが三月場所であった。前場所の優勝者とし て恥ずかしい成績は残せないという思いが 伝わってきてくる相撲であった。それ ...

明生の出世街道

2018/6/29  

明生が序ノ口から42場所かかって新入幕を 果たした。一見順調な出世のように映るが、 けしてそんなことはない。中学卒業後立浪 (元旭豊)部屋に入門した。前相撲は平成23 年の就職場所といわれる三月場所の ...

旧貴乃花一門は呼称なしのその他に分類

2018/6/28  

本日は名古屋場所展望号の専門誌の発売日で ある。それを見てあることに目がいった。 それは立浪(元旭豊)常盤山(元舛田山) そして貴乃花が離脱した旧貴乃花一門が呼び 名もなく、その他に分類されていたこと ...

関脇以下の優勝力士キラー4

2018/6/27  

昭和30年代の優勝力士キラーをみていこう。 ただし、横綱・大関と対戦のない平幕優勝 力士に勝った力士は対象外とさせていただい た。昭和32年福岡で本場所が開催され、年5 場所になった。しかし、年5場所 ...

琴恵光の出世街道

2018/6/26    

琴恵光が苦節11年ついに新入幕を果たした。 祖父松恵山(立浪部屋)は十両までだった ので、それを超えたことになる。もっとも 十両での実績ですでに超えていた。松恵山は 昭和30年春場所十両入りした。十両 ...

合理性と非合理性が入り混じった番付

2018/6/25    

平成30年七月場所新番付が発表された。予想 通り新大関の栃ノ心はカド番大関豪栄道、 高安の風下に立った。この点に関して、番付 編成会議はどうしても不合理的考えを貫き たいようである。それならせめて大関 ...

一門離脱、無所属になる貴乃花は無責任

2018/6/24    

今年に入って貴乃花親方の変身ぶりが激しい。 貴公俊の支度部屋での付け人暴行を機に協会 との対決姿勢からこれまでの言動を平謝りに 謝る姿勢に転じた。三月場所直前、内閣府 への告発状を提出していたが、取り ...

関脇以下の優勝力士キラー3

2018/6/23  

戦後の混乱期、日本の古いものはすべてダメ という風潮のなか、相撲人気はどん底であっ た。そんななか、相撲協会と記者クラブが 人気回復に考え出したのが、優勝決定戦制度 であり三賞であった。これまで同点の ...

4人の豊山

2018/6/21  

五月場所、初の上位進出で健闘したのが豊山 であった。勝ち星にはつながらなかったが、 突き押しで攻め立て持ち味を十分に発揮した。 栃ノ心を追い込んだものの、もう一歩であっ た。 <H30年5月 栃ノ心を ...

関脇以下の優勝力士キラー2

2018/6/20  

大正15年協会制定の優勝制度が始まった。 それに伴い取り直し、不戦勝制度が整備され ていった。最初の優勝者は常ノ花である。 昭和初期の関脇以下の優勝力士キラーの特徴 は2度達成した力士が出てきたことで ...

関脇以下の優勝力士キラー1

2018/6/19    

五月場所、松鳳山は横綱鶴竜に勝ちながら、 殊勲賞は鶴竜が優勝した場合というので、 最後まで待たされた。幸い結びの一番で鶴竜 が白鵬を寄り切り、14勝1敗で優勝を決めた ので、松鳳山の殊勲賞受賞が決定し ...

宇良の復活待望

2018/6/18  

宇良といえばとりわけアマ時代に繰り出した 反り技と相撲選手らしからぬ身体能力の高さ に驚愕させられた。プロに入ってからも多彩 な技、ねばりで常に注目を集めてきた。序ノ 口から6場所で十両入りした。驚異 ...

写真で見る栃ノ心奇跡の4場所連続優勝

2018/6/17    

十両照ノ富士は途中休場しながら途中から 出場した。だがついに一番も勝てずに場所を 終えた。力がまったく入らない相撲が目立ち、 途中から出場する意味が果たしてあったのか。 首をかしげたくなった。照ノ富士 ...

続阿炎あの日あの時

2018/6/15    

五月場所の健闘や自由奔放さが功を奏した のか、阿炎が日刊スポーツの企画、総選挙で なんと2位を獲得した。これは予想をはるか に超える結果であった。阿炎が広く知れ渡り、 ファンが急増している表れである。 ...

さらに知られざる名古屋本場所

2018/6/14  

現在の名古屋本場所は昭和33年に正式に本場 所に昇格した。これによって年6場所制が 確立した。今年の七月場所は61場所目にあた る。東西合併を機に昭和2年から始まった 西日本本場所は昭和7年まで続き、 ...

女人禁制問題その後

2018/6/13  

以前(4月)次のように書いた。 九官鳥は意味もわからずに話す鳥である。 力士が本当の理由がわからずに女人禁制を 受けついでいきたいというのであれば、九官 鳥であってはいけない。協会は女人禁制を 貫くな ...

大相撲チケット販売改善策

2018/6/12    

今相撲ファンを悩ますのは、大相撲チケット を儲けの手段とするネットダフ屋及びにわか ネットダフ屋の存在である。土日、とりわけ 14日目、千秋楽は倍以上の値段がついている ケースが目立つ。 最大手のチケ ...

2ケタ勝利の新入幕力士3

2018/6/11    ,

平成中期・後期を見ていこう。新入幕2ケタ 勝利敢闘賞受賞の特徴は、ダブルあるいは トリプル受賞が目立ってきたことである。 そのなかには、平成12年七月場所の高見盛・ 安美錦、平成30年一月場所の阿炎・ ...

2ケタ勝利の新入幕力士2

2018/6/10  

部屋別総当たりに入った昭和40年一月場所 以降をみていこう。昭和はこの後24年間あるが、2ケタ勝利の新入幕力士は13人しかいない。平成前期をあわせてみていく。 この時期2つの変化があった。1つは昭和 ...

2ケタ勝利の新入幕力士1

2018/6/9  

今年(平成30年)に入って一月場所で新入幕 の阿炎と竜電が10勝5敗で敢闘賞を受賞した。 五月場所は同じく新入幕の旭大星がやはり 10勝5敗で敢闘賞を受賞した。新入幕力士の10勝以上は敢闘賞への登竜門 ...

存在感が失われた大関陣

2018/6/8    

連続12勝の高安は初日から休場、先輩大関 豪栄道は3勝しかできず、負けが込んで休場 してしまった。五月場所は大関不在のまま 千秋楽を迎えた。栃ノ心の活躍がなければ 間違いなくしらけ場所になった。 <千 ...

稀勢の里、容易ならざる復活への道

2018/6/7    

6月5日、稀勢の里が始動した。ただし、 稽古は報道陣にも公開されることはなかった という。「稀勢の里、秘密特訓か」そんな 見出しがつくことはなかった。むしろなまっ た体をさらしたくなかった、というのが ...

不適切な新人大関の立ち位置

2018/6/6    

五月場所後、栃ノ心が大関に昇進した。これ 事態はめでたいできごとである。巡業はない から話題性もある。しかし、栃ノ心をめぐっ てよくない未来図が描かれそうである。それ は七月場所の番付にある。 <大関 ...

平成30年七月場所チケットネット事情

2018/6/5    

七月場所のチケットが発売されてから12日が 経った。現在チケットは、平日はまだ販売 している。ただし、13日目は完売である。 そこで完売の土日祝日を中心にチケット専門 サイトの事情を見ていこう。 <七 ...

阿炎あの日あの時

2018/6/3    ,

五月場所初めて上位に上がってきた阿炎は、 横綱白鵬、大関豪栄道を倒して存在感を示し た。足が高く上がる四股、突っ張りを繰り 出すはつらつとした取り口は観客を大いに わかせた。成績は7勝8敗と惜しくも負 ...

平成30年年間最多勝中間地点

2018/6/2    

今年、早くも半分の3場所が終了した。昨年 の年間最多勝は、2場所休場がありながら 横綱白鵬が獲得したが、今年はどうなるか。 3場所までの中間経過をまとめてみた。それ が以下である。なお、対象は3場所幕 ...

稀勢の里に甘い横綱審議委員会

2018/6/1    

稀勢の里の休場はすでに7場所連続に及んで いる。この間にも横綱としての月給は受け 取っているわけである。横綱審議委員会は 場合によっては七月場所の出場にこだわら ない、という考えである。「きちっと体を ...

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