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合理性と非合理性が入り混じった番付

番付
平成30年七月場所新番付が発表された。予想
通り新大関の栃ノ心はカド番大関豪栄道、
高安の風下に立った。この点に関して、番付
編成会議はどうしても不合理的考えを貫き
たいようである。それならせめて大関の月給
を以下に改めてはいかがだろうか。どんな
成績でも厚遇というのは「プロ」ではない。
10勝以上…大関
8勝9勝…関脇小結
7勝以下…平幕
180530栃ノ心大関昇進 092
<新大関栃ノ心>

ところが次の点においてはきわめて合理的

なのである。琴奨菊、勢を千代の国の上に
したことである。この辺は千代の国を琴奨菊、
勢の上にしたファンの予想番付が目立ったが、
逆にした。
西筆頭琴奨菊
東2枚目勢
西2枚目千代の国
琴奨菊・勢と千代の国の違いは何か。それは
両横綱、栃ノ心戦との対戦があるかないかで
ある。上位との対戦があるとないとでは数字
では計れないほど違うのである。横綱・大関
が7人いたときは対戦のある地位とそうで
ない地位との間に「5枚差をつけろ」と言わ
れていたことがあった。
160124千秋楽表彰 724
<琴奨菊>

140614鶴竜横綱昇進披露宴 327

<勢>

そういう意味では十両からの入幕組にもいえ

る。十両力士は当然ながら、主に十両との
対戦が多い。勝ち越し9の十両西筆頭の阿武
咲、勝ち越し7の十両東2枚目の琴恵光、
勝ち越し5の東4枚目明生はファンの予想
番付を下回って次のようになった(幕内前頭
が17枚あった五月場所番付をベースにする)。
○9阿武咲…7枚アップの西11枚目
○7琴恵光…5枚アップの東14枚目
○5明生……4.5枚アップの西16枚目
180527千秋楽十両幕下以下 1576
<阿武咲>

横綱・大関と対戦するのは、休場がなければ
西3枚目の貴景勝までである。上位に3人
休場者が出れば東5枚目の大翔丸までまわっ
てくる。大翔丸は目下入幕以来14場所連続
横綱・大関戦がなしである。今場所はこの
記録に終止符をうてるか。
十両8枚目で1勝もできなかった元大関照ノ
富士は幕下6枚目まで番付を下げた。また
出場停止の貴公俊と全休の宇良は以下となった。
貴公俊…幕下9枚目→49枚目
宇良…幕下50枚目→三段目30枚目
暑い七月場所がまた近づいている。
深夜のワールドカップを最後まで観戦

しました。

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この記事を書いた人

無類の相撲好き。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。お問い合わせなどあれば管理をお願いしてる masaguramさんまでX(Twitter)ください。

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