大相撲

合理性と非合理性が入り混じった番付

2018年6月25日

番付
平成30年七月場所新番付が発表された。予想
通り新大関の栃ノ心はカド番大関豪栄道、
高安の風下に立った。この点に関して、番付
編成会議はどうしても不合理的考えを貫き
たいようである。それならせめて大関の月給
を以下に改めてはいかがだろうか。どんな
成績でも厚遇というのは「プロ」ではない。
10勝以上…大関
8勝9勝…関脇小結
7勝以下…平幕
180530栃ノ心大関昇進 092
<新大関栃ノ心>

ところが次の点においてはきわめて合理的

なのである。琴奨菊、勢を千代の国の上に
したことである。この辺は千代の国を琴奨菊、
勢の上にしたファンの予想番付が目立ったが、
逆にした。
西筆頭琴奨菊
東2枚目勢
西2枚目千代の国
琴奨菊・勢と千代の国の違いは何か。それは
両横綱、栃ノ心戦との対戦があるかないかで
ある。上位との対戦があるとないとでは数字
では計れないほど違うのである。横綱・大関
が7人いたときは対戦のある地位とそうで
ない地位との間に「5枚差をつけろ」と言わ
れていたことがあった。
160124千秋楽表彰 724
<琴奨菊>

140614鶴竜横綱昇進披露宴 327

<勢>

そういう意味では十両からの入幕組にもいえ

る。十両力士は当然ながら、主に十両との
対戦が多い。勝ち越し9の十両西筆頭の阿武
咲、勝ち越し7の十両東2枚目の琴恵光、
勝ち越し5の東4枚目明生はファンの予想
番付を下回って次のようになった(幕内前頭
が17枚あった五月場所番付をベースにする)。
○9阿武咲…7枚アップの西11枚目
○7琴恵光…5枚アップの東14枚目
○5明生……4.5枚アップの西16枚目
180527千秋楽十両幕下以下 1576
<阿武咲>

横綱・大関と対戦するのは、休場がなければ
西3枚目の貴景勝までである。上位に3人
休場者が出れば東5枚目の大翔丸までまわっ
てくる。大翔丸は目下入幕以来14場所連続
横綱・大関戦がなしである。今場所はこの
記録に終止符をうてるか。

十両8枚目で1勝もできなかった元大関照ノ
富士は幕下6枚目まで番付を下げた。また
出場停止の貴公俊と全休の宇良は以下となった。
貴公俊…幕下9枚目→49枚目
宇良…幕下50枚目→三段目30枚目

暑い七月場所がまた近づいている。

深夜のワールドカップを最後まで観戦

しました。

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  • この記事を書いた人

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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