大相撲

稀勢の里に甘い横綱審議委員会

2018年6月1日

稀勢の里の休場はすでに7場所連続に及んで
いる。この間にも横綱としての月給は受け
取っているわけである。横綱審議委員会は
場合によっては七月場所の出場にこだわら
ない、という考えである。「きちっと体を
つくって、心身ともに自信をもって出てきて
ほしい」という。こと稀勢の里の件になると
どうしてこうまで甘くなるのだろうか。
170711三日目幕内 1189
<H29年7月 栃ノ心に苦杯>

鶴竜は4場所連続休場後今年の一月場所に
進退をかけた。白鵬は相撲史上初の技の
封印を横綱審議委員会に宣告された。それも
「美しくない。見たくない」という主観に
基づく理由であった。もっと言うべき理由が
あったと思うが、横綱審議委員会の認識は
その程度かと失望した。両横綱に比較しても
稀勢の里の厚遇ぶりが窺える。
171115四日目幕内 1415
<H29年11月 貴景勝に完敗>

稀勢の里のケガは直っているのだろうか。
直っていないのなら直る見込みはあるのだ
ろうか。横綱審議委員会はその点をきちんと
把握すべきである。

新大関栃ノ心はかつて右膝前十字靭帯断裂
及び右膝内側側副靭帯断裂の大ケガをおった。
そこから4場所連続休場した。中途半端に
出場させなかった指導が功を奏した。番付は
幕下55枚目まで降下したが、そこからの復活
がすごかった。幕下2場所、十両2場所の
4場所連続優勝で幕内に復活したのである。
180118五日目幕内別角度 1442
<H30年1月 嘉風の攻めに土俵下に転落>

その点稀勢の里は中途半端に出場しすぎた。
負けが込むと休場という悪いパターンの繰り
返しが多過ぎた。絶対復活するという固い
決意とそれにともなう行動力がなければ復活
は容易ではない。現在の実力は横綱からは
ほど遠いようである。時間をかければかける
ほど本場所からは離れていく。その難しさ
とも稀勢の里は戦わなければならない。

熱狂的な栃ノ心ファンに大型写真を送り
ました。

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  • この記事を書いた人

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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