連続12勝の高安は初日から休場、先輩大関
豪栄道は3勝しかできず、負けが込んで休場
してしまった。五月場所は大関不在のまま
千秋楽を迎えた。栃ノ心の活躍がなければ
間違いなくしらけ場所になった。
大関として厚遇を受けながら、結果を出せて
いない。こんなことが企業の役員クラスに
おきれば、間違いなく責任を問われる。両
大関は存在価値をまるで示せていない。誰一
人として優勝争いに加わることができなく、
そろって不成績が目につく。大関の弱体が
常態化している。
高安
大関在位6場所 優勝争い実質0 カド番
2回 10勝以上2回 10勝未満4回
豪栄道
大関在位23場所 優勝争い1回 カド番7回
10勝以上3回 10勝未満20回
高安は大関に昇進した場所でいきなり9勝
6敗と期待はずれに終わった。次の場所は
途中休場で、高安に対する期待は急速にしぼ
んでいった。今年になって高安は連続12勝と
期待を抱かせたかと思えば、予想もしない
全休でがっかりさせた。高安の2回の12勝は
いずれも14日目で優勝が決まり、優勝をかけ
ての激突まではいっていない。
豪栄道はそもそも、大関を目指す場所でなか
ったにも関らず、突如大関に昇進した。それ
から豪栄道の大関としての苦悩が始まった。
9場所連続1ケタ勝利。そのうちカド番2回。
2度目のカド番の場所7勝7敗で千秋楽を
迎え、栃煌山にもろ差しになられたのを首
投げでかろうじてしのいだことさえあった。
豪栄道の大関唯一の栄光は全勝で優勝した
ことである。その後は再び1ケタ勝利が目立
っている。
大関は昇進直前の成績だけが取り上げられ
がちである。しかし、真価を問われるのは、
大関昇進後である。ともすれば2場所連続
負け越しをしない限り大関を落ちないという
規定に甘んじてしまう。これを見直さない
限り、弱い大関の歴史は今後も続く。
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