大相撲

2ケタ勝利の新入幕力士3

2018年6月11日

平成中期・後期を見ていこう。新入幕2ケタ
勝利敢闘賞受賞の特徴は、ダブルあるいは
トリプル受賞が目立ってきたことである。
そのなかには、平成12年七月場所の高見盛・
安美錦、平成30年一月場所の阿炎・竜電の
ように新入幕力士のダブル敢闘賞が見られる。
この時期2ケタ勝利をあげながら、敢闘賞を
受賞できなかった新入幕力士は6人いる。
新入幕3A
新入幕4A
スーパー新入幕力士として平成12年五月場所
の栃乃花があげられる。優勝した小結魁皇
には敗れたものの、大関千代大海・貴ノ浪を
倒して12勝3敗で敢闘賞と技能賞を受賞して
いる。
090131栃乃花・栃栄引退大相撲 268
<栃乃花>

平成18年五月場所は把瑠都旋風が吹き荒れた
場所であった。前場所史上4人目の十両15戦
全勝という快挙を成し遂げての新入幕であっ
た。規格外の強さを発揮した。優勝戦線に
いた関脇雅山、優勝した大関白鵬と対戦し
敗れたものの、この場所強烈な印象を残した。
06夏八日目幕内 168●嘉風対把瑠都○
<把瑠都、嘉風を圧倒>

平成19年九月場所新入幕の豪栄道は11勝4敗
で、敢闘賞を受賞。4敗のなかには大関千代
大海、横綱白鵬がはいっている。

スーパー新入幕力士は平成26年の九月場所に
登場した。男は鳥取城北高校に学び、全日本
実業団相撲選手権で優勝した実績を引き下げ
相撲界入りした逸ノ城であった。逸ノ城は
9勝1敗と好調に勝ち進むと、まず、大関
稀勢の里と対戦した。しかし難なく勝つと
12日目は大関豪栄道を真っ向から撃破した。
ついには横綱鶴竜が組まれた。しかし、これ
もあっさり勝ち、逸ノ城の予想を超える大活
躍に相撲ファンは驚愕した。横綱白鵬には
敗れたものの、15日制史上最大の新入幕力士
であった。
140926十三日目幕内 1204
<逸ノ城、横綱鶴竜から金星>

最後に新入幕2ケタ勝利で敢闘賞受賞の横綱と大関
をピックアップする。
◆横綱
若ノ花(若乃花)
大鵬
北の富士
武蔵丸
白鵬

●大関
豊山
若嶋津
栃東
出島
把瑠都
豪栄道

(この項目終わり)

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denkouriki

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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