大相撲

優勝をねらえる新大関栃ノ心

2018年6月30日

一月場所、思いもかけず優勝したのが栃ノ心
である。その自信とプライドを背景に戦った
のが三月場所であった。前場所の優勝者とし
て恥ずかしい成績は残せないという思いが
伝わってきてくる相撲であった。それが10勝
という成績につながった。
180512優勝額 202
<健闘を誓う鶴竜と栃ノ心(右)>

そして大関への挑戦となったのが、五月場所
である。初日から12連勝。危なかったのは
豊山戦だけである。強引だったのが松鳳山戦
であった。12日目までは先行しながら、あと
一歩優勝に届かなかった。栃ノ心はその残念
さにリベンジに燃えていると思われる。

新大関以前に優勝経験がある力士は30人いる。
玉錦
武蔵山
清水川
男女ノ川
双葉山
安藝ノ海
佐賀ノ花
増位山
栃錦
朝汐
大鵬
佐田の山
栃ノ海
輪島
北の湖
魁傑
三重ノ海
千代の富士
琴風
北天佑
保志
貴花田
若花田
千代大海
出島
武双山
魁皇
琴光喜
照ノ富士
このうち新大関で優勝したのは双葉山のみで
ある。栃ノ心はわずか3%の確率に挑むこと
になる。
180530栃ノ心大関昇進 257
<大関誕生の日の栃ノ心>

ただ、今は絶対的強者不在の時代である。
栃ノ心に大きく立ちふさがる壁はない。
そこに栃ノ心のチャンスがみえてくる。25連
敗中だった横綱白鵬には力相撲の末モノに
している。先場所せった鶴竜に三月場所は
勝って殊勲賞を獲得している。対戦成績の
悪い両横綱相手に引けをとらなくなってきて
いる。

要注意は周囲の栃ノ心を見る目である。大関
ということになれば思いきった相撲を取って
くる恐れがある。とりわけ力相撲に頼ると
相手有利の体勢を許すことになる。目下正代
には2連敗中である。先場所の1敗はとりわ
け痛かった。これで鶴竜に並ばれてしまった。
180128千秋楽表彰 041
<賜杯を受ける栃ノ心>

栃ノ心のプラス要因はほかにある。栃ノ心は
新大関を意識していないようである。大関に
なっても今までとやるべきことは代わらない
と語っている。優勝への意欲、先場所優勝を
逃したリベンジ精神、身につけた力強い相撲。
栃ノ心は十分優勝をねらえる大関である。

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  • この記事を書いた人

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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