優勝力士は覚えているが、次点力士は忘れられていく。大相撲はト
ップしか表彰しないのだから無理もない。なお、次点同点の場合は
番付上位とした。今年の次点は以下である。
一月場所 前3王鵬 12勝3敗
三月場所 前4高安 12勝3敗
五月場所 横綱豊昇龍12勝3敗
七月場所 横綱大の里11勝4敗
九月場所 横綱豊昇龍13勝2敗
十一月場所横綱豊昇龍12勝3敗
一月場所は優勝決定巴戦、三月場所・九月場所は優勝決定戦となっ
た。横綱優勝がまだの豊昇龍が3度登場している。同時に横綱5場
所で2度途中休場している。

一月場所、狼雅が2度休場という珍記録をだした。現役では隆の勝、
大奄美、高安が経験している。また、今年1年間幕内に在位した力
士は28人である。幕内の定数は42人である。簡単なことではない。
安青錦は三月場所から幕内である。
痛恨の1敗、快心の1勝はあったのか。三月場所十両で14勝1敗優
勝した草野は嘉陽に1敗した。五月場所大関大の里は全勝優勝をか
けて横綱豊昇龍と対戦した。しかし、惜しくも上手捻りで敗れ全勝
はならなかった。一月場所、十両14枚目大翔鵬は1勝14敗だった。
1勝は島津海からであった。快心の1勝であった。休場がらみの1
勝は省略させていただいた。

今年1年間で十両・幕内の休場数は不戦敗を含め250休場不戦敗に
なった。最も多かったのは七月場所で59休場不戦敗に達した。力士
数は9人に及んだ。内訳は以下である。
豊昇龍 11
大栄翔 15
尊富士 3
翔猿 3
遠藤 15
英乃海 3
錦富士 3
水戸龍 11
生田目 15
最も少なかったのは五月場所で21休場不戦敗であった。
詳細は次である。
琴勝峰 5
若ノ勝 13
三田 3
個人最多は遠藤の30休場である。十一月場所前に幕下で引退した。
以上優勝、年間最多勝を離れた面から今年を振り返ってみた。