大相撲

■初 3日目稀勢の里の終焉

2019年1月15日

190115三日目幕内 2970
2連敗の横綱稀勢の里が3日目出場してきた。
これは最後まで取るという意志表示か。場所
中に引退したのは、横綱が実質地位化した
常陸山以降でいうと常ノ花が最初である。
それまでの東京横綱は全休後の引退が目立つ。
また、大錦は事件の責任を取り、栃木山は
3連覇後引退している。

稀勢の里がたとえ8勝7敗に終わっても最後
まで取るというのならそれはそれで尊重しな
ければならない。3日目の館内は稀勢の里へ
の声援、手拍子に包まれた。しかし、相撲は、
栃煌山戦はそれしかないというもろ差しを
らくらく許し、差し手が深くはいり、何も
できずに土俵を割った。3日間で最も内容が
悪かった。

190115三日目幕内 2982

これで3連敗。九月場所千秋楽から不戦敗を
入れて9連敗と横綱連敗のワースト記録まで
更新してしまった。人によっては不戦敗を
カウントしない方もいるようだが、土俵の
目撃者は別の見解をもっている。負けが込ん
での休場は駆け込み寺への逃避にほかなら
ない。だから不戦敗を無視しないのである。

190115三日目幕内 2994

稀勢の里はニュースを見る限り、23時時点
では引退を表明していない。最後まで取る
ならそれもよし。ただし、勝ち目は薄い。
苦労に苦労を重ねてなった横綱だが、こんな
に追い詰められることになるとは誰が想像
できただろうか。いずれにしても稀勢の里の
横綱人生はすでに終焉を迎えているのは間違
いない。

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  • この記事を書いた人
denkouriki

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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