大相撲

■初 2日目稀勢の里の限界

2019年1月14日

稀勢の里、初日の敗戦でもうこれ以上負け
られないところで組まれたのが、逸ノ城で
ある。初日は馬力で大関高安を問題にしな
かった。眠れる獅子が目覚めるととてつも
ない破壊力を発揮する。まして横綱稀勢の里
に対して3連勝中である。
190114二日目幕内 1401
稀勢の里にとって、もはやどれほど手ごわい
相手でも勝つしかない。悲壮感のなかでの
戦いしかない。立ち合い3度やり直し。4度
目に立った。稀勢の里押し込むも、逸ノ城に
突き落とされ泳ぐ。立ち直って攻め込むも
それが精一杯であった。逸ノ城の余裕のはた
き込みに1回転して土俵下までころがった。
190114二日目幕内 1415
館内、あっ気にとられ、ため息がもれる。
筆者はこの一番を生で見た。稀勢の里の限界
を見た思いである。稀勢の里は誰と対戦して
も五分かそれ以下である。これは横綱のあり
ようではない。稀勢の里に力量抜群の横綱は
とうてい務まるはずがない。
190114二日目幕内 1421
場所前、10勝でいいとう声があった。これは
厳密にいえば横綱の責任を果たしたとはいえ
ない。大関の責任勝ち星である。横綱は常に
優勝争いをしての12勝以上が求められる。
今の稀勢の里に求めても無理なのである。

そうなったときの横綱のとるべき道は1つ
しかない。自ら決断をくだす。その時がきた
のである。

KW氏と観戦。いつもさし入れ本当にありが
とうございます。
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  • この記事を書いた人
denkouriki

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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