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■初 2日目稀勢の里の限界

稀勢の里、初日の敗戦でもうこれ以上負け
られないところで組まれたのが、逸ノ城で
ある。初日は馬力で大関高安を問題にしな
かった。眠れる獅子が目覚めるととてつも
ない破壊力を発揮する。まして横綱稀勢の里
に対して3連勝中である。
190114二日目幕内 1401
稀勢の里にとって、もはやどれほど手ごわい
相手でも勝つしかない。悲壮感のなかでの
戦いしかない。立ち合い3度やり直し。4度
目に立った。稀勢の里押し込むも、逸ノ城に
突き落とされ泳ぐ。立ち直って攻め込むも
それが精一杯であった。逸ノ城の余裕のはた
き込みに1回転して土俵下までころがった。
190114二日目幕内 1415
館内、あっ気にとられ、ため息がもれる。
筆者はこの一番を生で見た。稀勢の里の限界
を見た思いである。稀勢の里は誰と対戦して
も五分かそれ以下である。これは横綱のあり
ようではない。稀勢の里に力量抜群の横綱は
とうてい務まるはずがない。
190114二日目幕内 1421
場所前、10勝でいいとう声があった。これは
厳密にいえば横綱の責任を果たしたとはいえ
ない。大関の責任勝ち星である。横綱は常に
優勝争いをしての12勝以上が求められる。
今の稀勢の里に求めても無理なのである。
そうなったときの横綱のとるべき道は1つ
しかない。自ら決断をくだす。その時がきた
のである。

KW氏と観戦。いつもさし入れ本当にありが
とうございます。
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よしなに
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この記事を書いた人

無類の相撲好き。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。お問い合わせなどあれば管理をお願いしてる masaguramさんまでX(Twitter)ください。

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