大相撲

■初 初日稀勢の里の敗戦は当然だった

2019年1月13日

初日最大の注目の取組は横綱稀勢の里対小結
御嶽海戦である。懸賞の数の圧倒的多さ、
森永賞に選ばれたことでもうかがい知ること
ができる。対戦成績は稀勢の里の6勝1敗。
横綱以降でも3勝1敗である。だからそれ
ほど厭な相手ではない、という見方があった。
190113初日幕内 1675
しかし、1つだけ言えることがある。御嶽海
は現在12場所連続関脇・小結在位の記録の
持ち主であり、大変な実力者なのである。
加えてパワー相撲なのである。稀勢の里が
楽観できる要素はない。

実際の相撲はこう展開した。立ち合い当たり
あった。稀勢の里左差し。強引にねじ込む。
そのため腰が高くなった。御嶽海が右おっつ
け低く入ると稀勢の里に残り腰はなかった。
こらえる間もなく土俵を割った。完敗である
。いいところは1つもなかった。今後本当に
戦っていけるのか、不安は尽きない。
190113初日幕内 1689
場所前直前になって申し合いを始めても、
にわか稽古である。大鵬が連続休場したとき
は泥まみれになって猛稽古した。休場明け
2日目から45連勝が始まったのである。相撲
に対する姿勢がまるで違うのである。
190113初日幕内 1698
稀勢の里は今後どうなるのか。パワー相撲
には相当苦戦しそうである。四つ相撲でも
右おっつけで攻め立てられると危ない。仮に
輪島と稀勢の里が同時代で対戦していたら、
毎回輪島には相当苦杯することになるのは
間違いない。

今の稀勢の里に必要なのは勝ちパターンで
あろう。立ち合いから圧倒する相撲、前に
圧力をかけ、出る相撲に徹することである。
死中に活を求める。それができるか否かで
稀勢の里の運命は決まる。

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  • この記事を書いた人

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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