横綱・大関に今のところ休場はないなかで
初日をむかえることになりそうな一月場所。
最大の注目点は横綱稀勢の里である。目下
6連敗中であり、休場横綱と呼ばれている
だけに、待ったなしで進退をかける場所に
なる。ここへきて稽古の勝敗からいけそう
だと思うのは尚早である。
まず、冬の巡業は全休である。申し合いは
番付発表後であった。いわばトータルの申し
合いの番数は少ないわけである。それと稽古
と本場所はまったく違う。何が違うのか。
稽古では奇襲はしない。
稽古ではねばらない。
稽古では相手のケガの箇所を攻めない。
15日間を戦い抜くスタミナと精神力が場所前
の稽古だけでは未知数である。
何より十一月場所前好調を伝えられた稀勢の
里がどういう結果を残したか。言うまでも
あるまい。十一月場所前と違う点をあげる
とするなら「開き直り」である。精神的に
吹っ切れて臨めばあるいは道は開けるかも
しれない。もっとも稀勢の里自身がそういっ
ているわけではない。稀勢の里を見ていて、
そのような感じがした、という個人的見解で
ある。
<貴景勝>
貴景勝の大関昇進はあるのか。今それほど
騒がれていない。押し相撲の難しさがどう
してもつきまとう。勝っているときはいい。
しかしひとたび歯車がくるうと勝てなくなる。
押しの大関若羽黒・大受は結局大成しなかっ
た。北勝海は押しの横綱であったが、四つに
なっても相撲が取れた。ただ、貴景勝は若い
し、身長がそれほどないので突き押し相撲に
徹するしかない。大関になるには12勝以上
ほしいところである。
全休明けの白鵬、鶴竜はどこまでやるか。
優勝となると大関より安定度は上である。
序盤戦を落とさなければ、優勝戦線に躍り
出る可能性はある。だが、未知数の部分も
ある。そうはいっても初優勝が連続で達成
されれば面目丸つぶれである。両横綱の意地
をみたい。
あとはインフルエンザで休場力士が出ない
ことをひたすら願うばかりである。
寒い日でした。
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よしなに
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