2018年11月– date –
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大相撲
稀勢の里のワースト順位
十一月場所、優勝宣言をした稀勢の里が初日から4連敗して休場した。再び追い詰められることになった。今度ばかりは一月場所を休場できない。したら横審は引退勧告をすると言う。休場という駆け込み寺へ駆け込むことはもう許されないところまできたといえ... -
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平成30年年間最多勝決着
十一月場所は貴景勝の初優勝で幕を閉じた。同時に各力士の年間成績が確定した。今年は5力士が優勝、そのうち3力士が初優勝であった。新しい流れができつつある1年間であったといえる。幕内は2つある。横綱・大関と対戦する地位とそうでない地位の2つ... -
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貴景勝栄光の初優勝グラフ
小結貴景勝の優勝は、場所前ほとんどの方が予想できなかった。予想外の展開の中、貴景勝が快進撃のなか勝ち進み、堂々と初優勝を飾った。その栄光を写真で振り返ってみよう。<八角(元北勝海)理事長より賜杯を受ける貴景勝><優勝旗を阿武士松審判部長... -
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人心が離れる貴乃花
貴景勝の初優勝でわいた十一月場所。千秋楽及び翌日は貴景勝のインタビュー、父子鷹の奮闘エピソード、出身地・地元の声などこれでもかというくらいの過熱ぶりであった。ところが一夜明けると元貴乃花と景子さんが既に離婚していることが、トップニュース... -
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平成30年十一月場所総評
★思わぬ展開となって貴景勝が初優勝した場所となった貴景勝は、所属していた貴乃花部屋が消滅した。優勝は千賀ノ浦(元隆三杉)部屋へ移籍直後というドラマチックな結末となった。貴景勝の活躍がなければ、場所は低調に終わった恐れがあった。また、現幕内... -
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■福岡千秋楽 明暗を分けた貴景勝と高安
錦木と御嶽海。どちらが対戦相手としては嫌だろうか。おそらく、大方の方は錦木をあげるだろう。錦木は初の上位戦で、じわじわと勝ち続けてついに勝ち越したのである。これは大健闘であった。しかも錦木は押してよし、組んでも取れるタイプである。一方御... -
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■福岡14日目 相撲に勝って勝負に負けた貴景勝
注目の結び前の一番、貴景勝対高安戦は両力士の一挙一動を追った。貴景勝が動作を起こしてから高安が後から動作する。このパターンの繰り返しのなか、制限時間がいっぱいになった。立ち合い、貴景勝があたり勝った。突き押しで追撃する。ここまでは貴景勝... -
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■福岡13日目 場所は最高潮を迎えようとしている
豪栄道の突然の休場の影響で、取組的には谷間の日かと思いきや熱の入った一番がいくつかあった。注目の貴景勝の対戦相手は碧山であった。立ち上がるや両力士、激しい突き押しの応酬となった。両者一歩も引かない。これぞパワー相撲の迫力。激しさの中で、... -
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■福岡12日目 千秋楽結びの一番は高安対貴景勝しかない
終盤に入って大関豪栄道が休場した。勝ち越しを待ってたかのようにその後休場したように映ってしまう。とにかくこれで横綱・大関リーグ戦はたった一番になってしまった。その一番が12日目に実現したのだから、残り3日間のメインは失われてしまった。1敗... -
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■福岡11日目 仮定 貴景勝初優勝で貴乃花が失ったモノ
貴景勝はますます弾みがつき、勢いづいてきた。この日はかつての優勝トップ上位グループだった栃煌山を問題なく倒した。もうそこには優勝を争う好敵手ではなくなっていた。貴景勝は1敗を守り、トップを維持した。ここから先は仮定の話だが、もし貴景勝が... -
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■福岡10日目 工夫なき取組豪栄道対朝乃山戦
1敗貴景勝対北勝富士戦は激しい突き合い、押し合いが 予想されたが、貴景勝の一方的な相撲で終わった。立ち合い微妙に合わなかったようにも見えた。この辺が影響したのではと思えた。これで貴景勝は1敗を守ったまま終盤を迎えることになった。高安が調子... -
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◆お知らせ 賢明な読者の皆様へ
土俵の目撃者をいつもご愛読いただき誠にありがとうございます。足を使い、この目で見た生の大相撲をお届けするために十一月場所の10日目から千秋楽まで福岡国際センターで観戦します。福岡から新たな視点や福岡情報をお届けします。元力士のお店や地元の... -
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■福岡9日目 弾みがつく勝ち方になってきた貴景勝
この日、強さを発揮したのが貴景勝と高安である。貴景勝は大関栃ノ心に当たり勝ちして一挙に栃ノ心をくずした。栃ノ心は腰からくずれ落ちてしまった。栃ノ心が不調で、対戦成績で勝ち越しているとはいえ、貴景勝は弾みがつく勝ち方であった。勢いがついて... -
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■福岡8日目 平成30年十一月場所の行方
メディアでも優勝ラインの話題が出ているが、それは低くなるという視点からでしかない。話題としては寂しい限りである。昭和47年一月場所はあわや10勝5敗が最高成績になろうとしていた。もし、低い優勝ラインなら心情的にはほかの場所の優勝できなかった... -
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■福岡7日目 優勝該当者なしがあってもいい場所
全勝貴景勝は御嶽海と激しい攻防の末敗れた。1敗栃煌山は北勝富士にいいところなく敗退した。高安は竜電に食い下がられ、辛抱したが体勢をよくすることができず、土俵を割った。つまり優勝戦線にいる上位はすべて負けたわけである。絶対的強者がいないの... -
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■福岡6日目 大関優勝の期待値
大関栃ノ心はまたもや正代にやられた。不戦敗を含めて5連敗である。苦手が克服できていない。相撲内容も堂々と負けている。横綱不在のなかで、それに代わるべき大関が3勝3敗では存在価値を問われる。それは豪栄道にもいえる。負け越すことはないかもし... -
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■福岡5日目 横綱が消えた場所
4連敗の横綱稀勢の里はついに休場した。選択した今後は「休場」だが、これ以上の休場引き伸ばしはもはや許されない。いつまでたっても休場横綱であってはいけない。一月場所で進退を問われるのは、避けられない情勢である。稀勢の里の復活はあくまで横綱... -
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■福岡4日目 ツキにも見放された稀勢の里
3連敗で動向が気になっていた稀勢の里が、早々と出場を決定したニュースが流れた。気持ちの上で吹っ切れたのか、今日の栃煌山戦は前に出る攻撃相撲だった。そう先場所の勢戦のように。ただ土俵際が違った。栃煌山のすくい投げにもつれ、稀勢の里の肘が一... -
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■福岡3日目 茨の道に入った稀勢の里
稀勢の里が北勝富士の突き押し相撲に翻弄され、のど輪をくい、突き落としで土俵に倒された。初日から3連敗である。今の稀勢の里は負の連鎖に陥っている。負けられない、勝たねばという気持ちが相撲を萎縮させている。これでは誰とやっても五分である。い... -
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■福岡2日目 追い詰められた稀勢の里
稀勢の里の2日目の相手は妙義龍である。十両、幕内下位、幕内中位に位置していた力士で稀勢の里を脅かす要素は少ない。なおかつ場所前は十分稽古をした相手で、手の内は知り尽くしている。それがこれしかないというもろ差しで敗れた。稀勢の里の左差しと... -
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■福岡初日 稀勢の優勝に影響する貴景勝戦の敗北
横綱対小結は初日取組の慣例である。通常なら東横綱白鵬対小結の一番が組まれるはずだった。しかし、白鵬、鶴竜がそろって休場。なおかつもう1人の小結魁聖が初日から休場である。3力士の休場が重なり、1人横綱稀勢の里対1人小結貴景勝戦を組む運命へ... -
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平成30年十一月場所展望
白鵬・鶴竜と2横綱休場のなかで初日をむかえることになった十一月場所。優勝はどうなるのか。誰にでもチャンスはあるかもしれないが、優勝となると13勝以上が通常求められる。実績からいうと13勝以上を出場した横綱・大関とフルに対戦してあげている幕内... -
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H30年十一月場所横綱・大関に挑む12人のサムライ
挑まれる横綱・大関サイドは白鵬、鶴竜の2横綱休場、挑むサイドは小結魁聖休場でなんとも寂しいスタートとなる。横綱・大関に挑む12人のサムライのここ1年間の上位の成績が以下である。九月場所に引き続き横綱・大関と対戦するのは関脇御嶽海、関脇逸ノ... -
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関脇・小結の連続在位場所数3
8場所以上の関脇・小結に連続在位した力士はいよいよ最終章の平成編をむかえた。下記表は一段目二段目(及び三段目)の順で見ていただきたい。武蔵丸は平成4年五月場所から連続11場所関脇・小結に在位した。この記録は武蔵丸が入幕4場所目からスタート... -
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関脇・小結の連続在位場所数2
引き続き8場所以上関脇・小結に連続在位した力士をみていこう。今回は部屋別総当たり制昭和編である。部屋別総当りは昭和40年一月場所より実現した。表は一段目二段目の順で見ていただきたい。第1号は8場所連続関脇・小結に在位した琴櫻である。琴櫻は... -
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関脇・小結の連続在位場所数1
御嶽海が十一月場所番付で関脇に位置した。これで御嶽海は11場所連続関脇・小結に在位したことになる。成績によっては今後数字を伸ばしていく可能性も出てきた。御嶽海の11場所連続関脇・小結在位の記録はどういう位置づけになるのか、調査してみた。対象... -
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復活なるか栃ノ心
思わぬ右足親指の負傷で、いきなり新大関の場所を休場した栃ノ心。カド番となった九月場所は9勝6敗の成績で、強い栃ノ心復活とはいかなかった。まだケガが十分癒えたとはいえない状態だった。今年の栃ノ心は一月場所優勝。五月場所は13勝と強い栃ノ心を... -
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不可思議高安の優勝の条件
高安に不可思議な現実がある。15日制が定着した三根山以降の大関36人のなかで、勝率6割8分1厘はトップなのである。晩年の成績が入ってないとはいえ、立派な成績であることは間違いない。これまでは琴風と把瑠都の6割5分8厘が最高であった。<高安>... -
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再び試練をむかえる稀勢の里
8場所連続休場後、進退をかける九月場所で10勝をあげた横綱稀勢の里。ほっと一息つけたものの、十一月場所で再び試練をむかえる。ここで1ケタ勝利に陥れば窮地に追い込まれる。貴乃花が7場所連続休場後、12勝3敗の成績をあげながら翌場所休場。その翌... -
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大相撲十一月場所の観戦案内
大相撲十一月場所まであと10日と迫った。ここへきてチケットの販売状況に大きな変化は、ない。土日祝日は完売であるが、平日はまだ十分購入できる。<福岡国際センター>会場は福岡国際センターである。交通は地下鉄呉服町駅が最も近い。ただし、会場まで...
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