大相撲

■福岡千秋楽 明暗を分けた貴景勝と高安 

2018年11月25日

錦木と御嶽海。どちらが対戦相手としては
嫌だろうか。おそらく、大方の方は錦木を
あげるだろう。

錦木は初の上位戦で、じわじわと勝ち続けて
ついに勝ち越したのである。これは大健闘で
あった。しかも錦木は押してよし、組んでも
取れるタイプである。

一方御嶽海は、このところ精彩のない相撲が
目だち、ついに負け越した。かつての優勝
力士、関脇以下最強のイメージが音をたてて
崩れてしまった。

そんな錦木と対戦したのが、2敗の貴景勝で
ある。突き合い、押し合いの激しい相撲を
取るなかで、貴景勝がはたき込みで錦木を
粉砕した。貴景勝は優勝戦線に残った。

高安対御嶽海戦の前にどうしても触れて
おきたいことがある。松鳳山対栃ノ心戦で
ある。両者激しい相撲のなか、一時松鳳山
が栃ノ心の後ろについたものの、振り切っ
て栃ノ心が逆転勝ちした。

これがなんとやり直しなのである。それ
ならもっと行司や審判は早くとめるべきで
ある。あそこまで相撲を取らせ、勝負が
ついた後でやり直しは大失態である。観客
は皆唖然としていた。

御嶽海対2敗高安。御嶽海はいつもの御嶽海
ではなかった。高安に頭をつけ食い下がった。
竜電がやはり高安に食い下がって、しぶとい
相撲を取って勝ったことを思い出させる。
ただ、御嶽海は竜電ほど十分な体勢ではなく、
攻め切れない。

そうしているうちに体勢がくずれ、ここぞ
とばかりに攻め込む高安をすくい投げで土俵
にはわせた。

かくして優勝決定戦はなく、貴景勝の優勝が
決まった。場所前誰が貴景勝の優勝を予想
できただろうか。予想を超えた貴景勝の初
優勝であった。

これからも心身ともに精進し、大関を目指して
いただきたい。本当におめでとう貴景勝。

貴景勝の表彰をすべて見させていただき
ました。
興味深いテーマをこれからもお届けします。

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よしなに
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  • この記事を書いた人

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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