貴景勝の初優勝でわいた十一月場所。千秋楽
及び翌日は貴景勝のインタビュー、父子鷹の
奮闘エピソード、出身地・地元の声などこれ
でもかというくらいの過熱ぶりであった。
ところが一夜明けると元貴乃花と景子さんが
既に離婚していることが、トップニュースに
なっていた。離婚はプライベートなことなの
で、ことさら詮索する気はないが、気になる
ことがある。それはどうして元貴乃花のもと
から人心が離れていくのか。という点である。

<スポーツニッポンの記事>
現役のとき整体師に洗脳されている、という
時期があった。このとき兄若乃花の批判が
出ている。「若乃花は基本ができていない」
という内容であった。師匠の元大関貴ノ花は
「基本ができていなくて横綱にはなれないよ」
と息子貴乃花の洗脳に頭をかかえていたこと
があった。
その兄とは父元貴ノ花が亡くなられたとき、
遺骨、財産をめぐる争いをしている。兄・母
とは音信不通のままになっている。また、
兄弟子の元安芸乃島との確執はこれまで書い
てきた。
二所ノ関一門の意向に反して、理事選挙に
出馬。貴乃花を推す親方衆は他の一門を巻き
込んで見事当選。しかし、当然古巣の二所ノ
関一門の面々は快く思うはずがなかった。

<日刊スポーツの記事>
日馬富士の暴行事件で協会幹部を信用でき
ないと批判して、調査に非協力的で問題に
なった。内閣府への告発状は、協会員の生活
を脅かすと反発をかった。5つの一門所属
規定をめぐり、貴乃花を理事に推し上げた
旧貴乃花一門の親方衆とも袂を分かつことに
なった。
人という字は互いに支えあう形から来ている。
元貴乃花は肉親も、元力士仲間も、配偶者も
皆離れていった。今の元貴乃花には互いに
支えあう者がいない。誰もいないのである。
孤高か孤独かどちらを貫くにせよ、今後が
いささか心配になる。
福岡ではご自由にということで、13日目に大、
千秋楽に小の場所ポスターが設置されました。
興味深いテーマをこれからもお届けします。
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