挑まれる横綱・大関サイドは白鵬、鶴竜の
2横綱休場、挑むサイドは小結魁聖休場で
なんとも寂しいスタートとなる。横綱・大関
に挑む12人のサムライのここ1年間の上位の
成績が以下である。
のは関脇御嶽海、関脇逸ノ城、小結貴景勝、
玉鷲、正代、千代大龍の5力士である。11場
所連続関脇・小結に在位している御嶽海は、
関脇以下最強である。この1年間で横綱には
1勝6敗だが、十一月場所は白鵬、鶴竜戦が
ないことが有利に働く。大関戦は先場所2勝
1敗であり、ここ1年間でも互角の戦いをして
いるだけに期待は大きい。
ぴりっとしない相撲がありながら、しぶとく
星を残し、いつの間にか勝ち越しているのが
逸ノ城である。上位で6場所連続勝ち越し中
である。横綱戦は4勝7敗と善戦。3勝は
稀勢の里からである。稀勢の里の出場は心理
的にいいほうに働くかもしれない。大関戦は
先場所全敗したが、それでもここ1年間は
5勝6敗と接戦である。十一月場所勝ち越せ
ば今年1年すべて勝ち越しになる。
若くて成長途上で危険な相手が貴景勝である。
横綱・大関は勝っても油断ができない存在で
ある。当たって一気の出足、あるいはゆさ
ぶりで気が抜けない。横綱・大関は貴景勝戦
を白星で通過するか否かで優勝争いに直結し
そうである。
玉鷲の突き押しは型にはまると威力を発揮
する。先場所はこれで稀勢の里が敗れた。
番付を下げたとはいえ、気を抜けない対戦
相手であることに変わりはない。正代は極端
である。横綱戦は手も合いも出ず、大関とは
互角に戦っている。特に栃ノ心は正代に連敗
中だけに十一月場所はリベンジしておきたい
ところである。
久々の横綱・大関戦となるのが、妙義龍と
嘉風である。動きで勝負するタイプは少ない
だけにどんな相撲が展開されるか、楽しみで
ある。特に稀勢の里戦が見所である。横綱・
大関戦が初になるのが、錦木と竜電である。
結果はともかく豊山のように内容のある相撲
をみせていただきたい。
初日は近い。
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