大相撲

■福岡7日目 優勝該当者なしがあってもいい場所

2018年11月17日

全勝貴景勝は御嶽海と激しい攻防の末敗れた。
1敗栃煌山は北勝富士にいいところなく敗退
した。高安は竜電に食い下がられ、辛抱した
が体勢をよくすることができず、土俵を割っ
た。つまり優勝戦線にいる上位はすべて負け
たわけである。絶対的強者がいないのはわか
る。だが、勢いにのって勝ち進める力士が
いないことも事実であることが判明した7日
目であった。

解説者の北の富士さんと向こう正面の元寺尾
の錣山親方は、優勝ラインは12勝になると
語っていた。12勝ならまだいい。大相撲の
長い歴史には東西制で8勝3敗の常ノ花の
優勝がある。15日制では3度11勝4敗の優勝
がある。しかし、11勝は優れた勝ちとはいい
がたい。筆者はこれまで、11勝が最高成績の
ときは「これは優勝ではなく、単なる1位だ」
と言ってきた。

今場所、星のつぶしあいが激しくなれば、
11勝が最高成績もありえそうである。上位
トップクラスが次々と負けるのをみて、そん
な恐れがよぎった。大栄翔が1敗といっても
上位と対戦して勝ち抜く力はまだない。昭和
46年に優勝を権威あるものにするため、勝ち
進んだ者は横綱・大関と対戦する規定ができ
た。中位、下位で勝ち進んだ力士を上位と
対戦させないようであれば、審判部の大失態
になる。

先場所、三賞はすべて該当者なしという三賞
制定以来初の英断をくだした。優勝だけが
無条件で選出されるのはきわめておかしい。
11勝という優れない成績が最高成績になった
場合、優勝ではなく1位表彰にすればいい。
表彰は表彰状と賞金500万円だけにすると
いうのも一案である。当然優勝でないので
パレードはない。しかし、誰かが踏ん張って
12勝のレベルをなんとか保っていただくこと
を望まずにはいられない。

稀勢の里に対して当然かもしれませんが、
厳しい意見が多くみられます。
興味深いテーマをこれからもお届けします。

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  • この記事を書いた人

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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