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■福岡12日目 千秋楽結びの一番は高安対貴景勝しかない

終盤に入って大関豪栄道が休場した。勝ち
越しを待ってたかのようにその後休場した
ように映ってしまう。とにかくこれで横綱・
大関リーグ戦はたった一番になってしまった。
その一番が12日目に実現したのだから、残り
3日間のメインは失われてしまった。

1敗の貴景勝は難敵玉鷲との対戦であった。
1つ間違えると敗退する。だが、貴景勝は
真っ向勝負し、危なげなく快勝した。今の
貴景勝は攻撃的相撲のなかに不安定さが
みられない。

追いかける高安もここへきて弾み、勢いが
みえてきた。栃ノ心相手に四つ相撲になり
ながら、四つ身の形がよく、撃破した。

こうなったら、千秋楽結びの一番は、高安
対貴景勝という優勝中心の取組にしてはいか
がだろうか。形式にとらわれる取組より、
よほどいい。

昭和47年五月場所、大関は2人出場していた。
だが、千秋楽は大関同士の対戦にはせず、
優勝を争っている関脇輪島と大関大麒麟を
組んだ。もっとも大麒麟がその前に負け、
千秋楽を待たずに優勝は決まってしまったが。

こういう前例があるのだから優勝本位の取組
をいまこそ実現すべきである。十一月場所
最大の一番は千秋楽結びの一番高安対貴景勝
しかない。

指定イス席を自由席だと思い込む方が続出
した日でした。
興味深いテーマをこれからもお届けします。

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よしなに
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この記事を書いた人

無類の相撲好き。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。お問い合わせなどあれば管理をお願いしてる masaguramさんまでX(Twitter)ください。

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