大相撲

■福岡9日目 弾みがつく勝ち方になってきた貴景勝

2018年11月19日

この日、強さを発揮したのが貴景勝と高安で
ある。貴景勝は大関栃ノ心に当たり勝ちして
一挙に栃ノ心をくずした。栃ノ心は腰から
くずれ落ちてしまった。栃ノ心が不調で、
対戦成績で勝ち越しているとはいえ、貴景勝
は弾みがつく勝ち方であった。勢いがついて
一挙に走る可能性が出てきた。最大の強敵は
高安戦である。

なお、小結の優勝のケースはきわめて少ない。
次の8人しかいない。
武蔵山
沖ツ海
佐賀ノ花 
安念山 
魁傑 
貴花田 
若花田 
魁皇 

このうち関脇経験がない小結優勝は武蔵山、
沖ツ海、安念山(後の2代目羽黒山)、若花
田(後の3代目若乃花)である。武蔵山は
関脇の経験がないまま大関に昇進している。
貴花田(後の貴乃花)は2度目の優勝であっ
た。貴景勝は9人目の小結優勝となるのか。

7日目竜電に大苦戦したあげく負けた高安
だが、ここへきて強さを発揮してきた。相手
を圧倒する相撲が取れている。横綱不在の上、
大関総崩れになったら目も当てられない。
七月場所、横綱不在で大関は優勝争いができ
なかった。それを繰り返さないためにも、
高安には最後まで踏みとどまっていただき
たい。

栃煌山はもろ差しになりながら魁聖のパワー
に屈して3敗に後退した。平幕に2敗力士が
3人いるが、まだ勝ち越していないので上位
との対戦をどうするかは、審判部の腕のみせ
どころである。

1敗、2敗の優勝戦線は誰が優勝しても初
優勝だが、もう一波乱あって大混戦になる
のか。あと6日間で決まる。

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  • この記事を書いた人
denkouriki

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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