大相撲

■福岡3日目 茨の道に入った稀勢の里

2018年11月13日

稀勢の里が北勝富士の突き押し相撲に翻弄
され、のど輪をくい、突き落としで土俵に
倒された。初日から3連敗である。今の稀勢
の里は負の連鎖に陥っている。負けられない、
勝たねばという気持ちが相撲を萎縮させて
いる。これでは誰とやっても五分である。
いや、この3日間はすべて相手のペースで
相撲を取られている。

稀勢の里はそもそも弱くなっているのでは
ないだろうか。という素朴な疑問がわいて
くる。横綱というのは当然ながら抜群の力量
が求められ、常に優勝争いをする立場にある。
関脇以下に力の差を見せつけなければなら
ない存在である。稀勢の里の横綱の力量は
急速に失われていて、実は復活のきざしさえ
ないのではと思えてくる。

稀勢の里は今後どうするのか。まず、この
まま出場を続けることが考えられる。その
場合は負け越し覚悟の出場になる恐れがある。
稀勢の里にそこまでの覚悟があるのだろうか。
稀勢の里だけに甘い横綱審議委員会だって
黙ってはいまい。下手をすると引退勧告に
まで発展しかねない。

ほかに考えられるケースは休場である。また
も休場という名の駆け込み寺へ駆け込むのか。
休場したとしても、一月場所は再び進退を
問う場所になってしまう。よほど再起計画を
しっかり立て、横綱としての力量を取り戻す
となると、容易なことではない。

3番目が引退である。これは本人しか判断
できない。まわりがとやかく言う問題では
ない。茨でも再起を目指す覚悟がなくては、
再起は難しい。本人がそれでもやり遂げる
意志があるなら再起の道を進めばいい。その
気力が失われたときは引退するしかなくなる。

今後のことは、難しいケースばかりだが、
すべては稀勢の里次第である。

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  • この記事を書いた人

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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