大相撲

■福岡2日目 追い詰められた稀勢の里

2018年11月12日

稀勢の里の2日目の相手は妙義龍である。
十両、幕内下位、幕内中位に位置していた
力士で稀勢の里を脅かす要素は少ない。なお
かつ場所前は十分稽古をした相手で、手の内
は知り尽くしている。それがこれしかない
というもろ差しで敗れた。稀勢の里の左差し
と妙義龍の右差しの争いになっての差し負け
である。

稀勢の里の四つ身はなにか窮屈なものを感じ
させる。加えて左差しを達成したとしても、
右上手がそのとき取れていない。磐石の四つ
身からはほど遠いのである。それは先場所も
感じた。つまり先場所から進化していないの
である。

優勝宣言が一転して初日から2連敗。初日
から2連敗したあと13連勝した朝青龍、
12連勝した輪島の例がある。だが、今の稀勢
の里の相撲内容では心もとない。そうした
ケースを望める状況にない。それどころか、
前半でまた負けるようだと10勝さえ危うく
なる。

稀勢の里は先場所10勝したとはいえ、それは
横綱合格点を意味しているわけではない。
復活としてぎりぎりのラインにすぎない。
7場所連続休場した貴乃花が12勝したあと
全休。その翌場所引退したことを思えば、
油断できる要素はなかったのである。

3日目の稀勢の里の対戦相手は突き押しの
パワー相撲の北勝富士である。妙義龍より
はるかに難しい相手である。稀勢の里の連敗
は今後をいっそう深刻にした。追い詰められ
た稀勢の里の行く道は休場という駆け込み寺
になってしまうのか。

豊昇龍勝ちました。
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  • この記事を書いた人

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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