大相撲

稀勢の里のワースト順位

2018年11月30日

十一月場所、優勝宣言をした稀勢の里が初日
から4連敗して休場した。再び追い詰められ
ることになった。今度ばかりは一月場所を
休場できない。したら横審は引退勧告をする
と言う。休場という駆け込み寺へ駆け込む
ことはもう許されないところまできたといえ
る。冬巡業は最初休むとのことである。
181111初日幕内 1187
<稀勢の里、貴景勝のはたき込みに1敗>

稀勢の里の横綱の成績は36勝32敗97休である。
これはほかの横綱と比較してどの程度の数字
なのか。昭和・平成の横綱と比較してみよう。
昭和の横綱は玉錦以降である。

▼ワースト横綱勝率
1位前田山 0.471
2位武蔵山 0.5
3位稀勢の里0.529
4位栃ノ海 0.596
5位男女ノ川0.613
6位3代目若乃花0.616
7位吉葉山 0.619
9勝6敗で勝率6割である。11勝4敗で7割
3分3厘である。稀勢の里の横綱勝率は1場
所7.9勝に相当する。8勝以下なのである。
181112二日目幕内 1063
<妙義龍の寄り倒しに2敗目>

▼ワースト横綱休場率(不戦敗含む)
1位武蔵山 72%
2位稀勢の里65.8%
3位安芸ノ海41%
4位前田山39.5%
5位3代目若乃花38.5%
6位隆の里 37.7%
7位栃ノ海 32.8%
8位大乃國 31.9%
稀勢の里は横綱として11場所在位した。165
日出場機会がありながら、そのうち不戦敗を
含み、実に65.8%を休場している。半分以上
休場している昭和・平成の横綱は武蔵山と
稀勢の里の2人しかいない。これでは横綱の
務めを十分果たしているとはいいがたい。
181113三日目幕内 1024
<北勝富士の突き落としに稀勢の里3敗目>

▼ワースト皆勤
1位武蔵山 1場所
2位前田山 2場所
2位稀勢の里2場所
4位三重ノ海4場所
4位安芸ノ海4場所
6位3代目若乃花5場所
7位琴櫻  6場所
7位双羽黒 6場所
7位旭富士 6場所
ここでも稀勢の里が2位に登場する。皆勤が
2場所では横綱としてどうしようもない。
ちなみに白鵬は横綱68場所中60場所皆勤で
ある。
181114四日目幕内 1231
<栃煌山のすくい投げに稀勢の里ついに4連敗>

以前、横綱ワースト10というテーマで執筆
したことがある。同じ横綱といってもあまり
にもピンからきりまで差がありすぎるのが
きっかけであった。同時にそれは横綱が安易
につくられていることを物語っていることを
指摘した。そのときあげた弱い横綱の条件は
以下である。
1.短命
2.成績がよくない
3.優勝が少ない
4.休場が多い

以上を基に出した昭和・平成のワースト横綱
の順位、それが次である。
1位 武蔵山
2位 前田山
3位 栃ノ海
4位 吉葉山
5位 安芸ノ海
6位 双羽黒
7位3代目若乃花
8位 男女ノ川
9位 琴櫻
10位 朝潮

稀勢の里は現在までの成績で、どこにはいる
のか。つぶさに検討すると前田山と栃ノ海の
間に入るのが妥当ではないだろうか。32歳に
なった稀勢の里。このあと運命はどこに向か
うのか。

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  • この記事を書いた人

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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