大相撲

全休と0勝どちらが上

2018年12月1日

来場所の予想番付をめぐって横綱の位置が
2通りの予想が出ている。十一月場所の横綱
の成績は次のようになった。
白鵬全休   横綱 鶴竜全休
稀勢の里5敗10休
番付
<十一月場所番付>

1つ目の一月場所の予想番付が以下である。
白鵬  横綱  鶴竜
稀勢の里
これは3横綱の成績に差がないという考え方
である。誰一人1勝もしていないのだから差
が、なくて当然と思われる。

これに対しもう1つの考え方がある。それが
以下である。
稀勢の里 横綱 白鵬
鶴竜   
これは出場しての0勝は全休より上という
考え方である。専門誌の予想はこちらになっ
ている。
181111初日十両 801
<稀勢の里>

それでは歴史的にはどうなの。東西制では
原則同じ方屋で番付編成をするので、系統別
総当たり制が定着した昭和22年秋場所以降を
調べてみた。さすがに下位横綱が0勝、上位
横綱が全休というケースは少なく、平成30年
十一月場所を除いて3例しかなかった。大関
ではさすがに例がなかった。

→は次の場所の番付の地位関係
1例 昭和23年夏場所
上位横綱 羽黒山 全休→上位横綱
下位横綱 前田山 1不戦敗10休→下位横綱
千代ノ山!
<千代ノ山のブロマイド>

2例 昭和28年夏場所
上位横綱 千代ノ山 全休→下位横綱
下位横綱 羽黒山 3敗12休→上位横綱

3例 昭和29年夏場所
上位横綱 東富士 全休→上位横綱
下位横綱 吉葉山 1不戦敗14休→下位横綱
羽黒 山
<羽黒山のブロマイド>

1例と3例は初日不戦敗で実質全休と変わら
ない。だから、次の場所の番付が逆転しない
のは当然かもしれない。そうなると唯一の例
となる2例目は次の場所で地位は逆転している。
これにならうなら平成31年一月場所番付は
稀勢の里 横綱 白鵬
鶴竜   
となる。しかし、たった1例なのである。
実際は現審判部がどういう考え方をするかに
かかっている。

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  • この記事を書いた人

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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