2023年12月– date –
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大相撲
今年(2023年)1年ご愛読ありがとうございました
賢明な読者の皆様、今年1年ご愛読いただき誠にありがとうございました。今年もランキング上位を獲得できましたのもご愛読いただいた皆様のおかげです。 最初はプロレスから入り、プロ野球を観戦した時期がありました。だが、今は大相撲一本やりです。 大... -
大相撲
2023年土俵の目撃者を振り返って
2023年は5月上旬コロナから脱却したことが大きな変化でした。本場所は通常にほとんど戻ってきました。今年も東京場所・地方場所をすべて観戦できたことは幸いでした。 <名古屋で初優勝した豊昇龍> 地方はとにかく歩かされます。大阪・福岡は歩いていけ... -
大相撲
2場所連続優勝の幻想
霧島が十一月場所優勝したことで、一月場所は横綱を狙える場所になる。これは横綱審議委員会の2場所連続優勝の昇進基準によるものである。これが長年金科玉条のごとく扱われてきた。横綱審議委員会は千代の山以前に誕生した。 <綱> 2場所連続優勝の基... -
大相撲
島津海の出世街道
島津海はたたきあげである。15歳の時に父の縁で元若嶋津の松ヶ根部屋に入門した。2012年三月場所、本名の中園で前相撲の土俵を踏んだ。2012年は17勝11敗とまずまずのスタートを切った。 <新序出世披露> 2013年は22勝20敗で序二段と三段目を往復した。201... -
大相撲
優勝霧島の相撲内容を採点する 下
引き続き優勝霧島の相撲内容を採点してみよう。採点は5点満点でどれだけ自分の力を発揮したかを基準とした。細かい点数もいれて0.5単位で採点してみた。 <8日目 北勝富士を送り出す 4.5点> <9㈰目 朝乃山をはたき込む 3.5点> <10日目 錦木を... -
大相撲
大の里の出世街道
大の里は7歳から相撲を始めた相撲少年であった。新潟の中学・高校を経て日本体育大学へ進学した。大学時代に学生横綱、アマ横綱になっている。アマ横綱は2年連続で獲得している。 <アマ横綱> 誘惑が少ない茨城県のニ所ノ関(元稀勢の里)部屋に入門し... -
大相撲
2024年一月場所番付を読み解く
きたる一月場所の番付が発表された。関脇・小結は久々に東西2人になった。2022年七月場所以来である。新小結に宇良が昇進した。幕内20場所務めての結果だった。 <宇良> 熱海富士が上位の前頭筆頭に番付をあげてきた。連日上位との対戦になるだけに熱海... -
大相撲
優勝霧島の相撲内容を採点する 上
十一月場所霧島が自己最高の13勝2敗で優勝した。今年2回目の優勝であった。霧島の相撲内容はどうであったか。一番一番を採点してみた。 採点は5点満点でどれだけ自分の力を発揮したかを基準とした。細かい点数もいれて0.5単位で採点してみた。 <初日 ... -
大相撲
2023年大相撲10大ニュース 2位1位
■2位 寺尾急死!短すぎる60年の生涯 戦前は人生70古来稀なりといわれた。しかし、現代は男の寿命は平均80歳になった。そんななかで元寺尾の錣山は短すぎる60年の生涯を終えた。力士人生21年半、親方人生約21年3カ月だった。 親方になって1年2場所後に... -
大相撲
2023年大相撲10大ニュース 4位3位
■4位 逸ノ城突然の引退 五月場所前、逸ノ城が突然引退を発表した。前年七月場所に優勝していた。三月場所は出場停止1場所による十両で優勝していた。だから唐突の印象はぬぐえなかった。 引退理由は表向き腰痛だった。しかしアルコール依存症や稽古場に... -
大相撲
2023年大相撲10大ニュース 6位・5位
■6位 落合幕下1場所で突破 落合が幕下15枚目格で鮮烈なデビューを飾った。7戦全勝、幕下1場所で十両入りを決めた。御嶽海・遠藤は幕下10枚目格付出だが2場所かかっている。下田は幕下15枚目格で7戦全勝したが、番付運がなく、翌場所は幕下西筆頭に... -
大相撲
2023年大相撲10大ニュース 8位・7位
■8位 九月場所超低レベル11勝が最高成績 九月場所、11勝が幕内最高成績となった。よく11勝でも優勝は優勝だ、という方がいる。15日間で11勝はこれまで数えきれないほどあったことを考えるとそう単純ではない。柏戸、日馬富士は11勝が多い横綱だった。従... -
大相撲
2023年大相撲10大ニュース 10位・9位
■10位 伊之助まさかの庄之助昇格 きたる一月場所から伊之助が庄之助に昇格する。伊之助になったのは2019年一月場所からだから5年務めたことになる。この間差し違い11回、力士と接触があった。土俵下の転落もあった。 昨年の七月場所所、照ノ富士対若元春... -
大相撲
寺尾急死!短すぎる60年の生涯
今年残り2週間ほどに迫った師走のなか、元寺尾の錣山が死去した。入院していたことは耳にしていたが、不整脈で容体が急変したため帰らぬ人となった。17日午後8時27分、入院先の病院で寺尾の瞳は永遠に閉じられた。まだ60歳だった。寺尾は井筒3兄弟の末... -
大相撲
2023年大相撲10大ニュース 前文
今年はコロナの分類が5月上旬に変更された年であった。10大ニュースで特に大きく際立ったモノはなかった。それでもつぶさに振り返るとそれなりにニュースはあった。土俵上だけでなく、土俵外もあった。予期しないニュースも飛び込んできた。 <北の富士さ... -
大相撲
写真で見る尊富士6番勝負
幕下筆頭尊富士は6勝1敗で十両入りをきめた。序ノ口から7場所を要し、幕下以下で負け越しなしできた。尊富士の幕下筆頭の戦いを写真で振り返ってみよう。 <尊富士> <初日欧勝海を寄り倒す> <2日目 十両千代栄を押し出す> <7日目深井を押し出... -
大相撲
優勝物語 玉錦大関3連覇
昭和5年夏場所横綱常ノ花が引退した。横綱在位20場所、33歳だった。もう一人の横綱宮城山は大阪横綱であり、あまり強くなかった。昭和6年春場所引退している。 玉錦の3連覇はこの両横綱の引退のはざまである昭和5年10月場所から始まった。玉錦は大関2... -
大相撲
2024年一月場所チケット事情
九月場所は協会のホームページに完売御礼が出るほど相撲人気は復活してきた。それは2024年一月場所も続いているといっていい。まだ一般発売日から1週間経っていない。しかし、そうはいっていられないほど人気なのである。 5日間ある土日はチケットを買う... -
大相撲
白鵬・大鵬・千代の富士の好成績回数
優勝回数の3大横綱は白鵬・大鵬・千代の富士である。これまで年齢別に優勝回数などを展開してきた。今回は視点をかえて3横綱の好成績について述べてみた。 横綱は特別な存在で最低でも12勝が求められる。玉の海が亡くなったとき、引退した大鵬にかつらを... -
大相撲
明治東西制番付編成事情
日頃、相撲ファン・相撲愛好家は部屋別総当たり制のもとでの予想番付を作成してきた。大相撲は長い間同じ片屋同士は対戦してこなかった。東西制では番付はどのように編成されたのか。東は東だけで、西は西で編成するのだから東西の成績に差がつけば難しく... -
大相撲
2023年幕下のホープ下
1.十一月場所の幕下力士の1年間の成績(三段目以下の成績含む)2.関取経験者は対象外3.尊富士・欧勝海は十両いりが決定している条件を満たす年間成績優秀者が以下である。 尊富士 36勝6敗聖富士 30勝5敗(5場所)大青山 30勝12敗風の湖 30勝12敗... -
大相撲
コロナ禍の影響が残る大相撲
大相撲はコロナに苦しまされてきた。2020年三月場所は急遽無観客開催になった。続く五月場所は中止になった。当時は有名人が相次いで亡くなり、新型コロナウイルスは恐れられた。相撲界でも勝武士が新型コロナウイルス性肺炎による多臓器不全で命を失って... -
大相撲
横綱最後の1年
横綱はほかの競技にはみられない特徴がある。常勝は当然で地位が落ちることはない。その代わり不成績なら引退である。不成績には特に基準があるわけではない。 横綱の引退というと休場が多くなり、勝てなくなってきたときにおこるイメージがつきまとう。そ... -
大相撲
大関に近づいた琴ノ若
2023年は大関が2人誕生した。五月場所後に霧島、七月場所後に豊昇龍が大関に昇進した。霧島は2場所不成績が続いたが、大関3場所目に優勝して面目を保った。豊昇龍はまだ優勝争いができていない。大関はなるだけではなく、なった後も実力を問われる。 <... -
大相撲
2023年幕下のホープ上
2022年の幕下のホープから関取になったのは向中野こと天照鵬だけであった。そこで年齢と幕下成績を基準とした幕下のホープ選出基準を改めることにした。新しい基準は今年1年間の幕下及び幕下以下の年間勝ち星を出すことから始めた。十一月場所幕下在位力... -
大相撲
四股名クイズ解答・解説編
1.○○富士とつく幕内力士第3号は誰でしょう【答】北の富士現在富士は伊勢ヶ濱を中心に花盛りだが、かつてはそれほどひんぱんに使用されなかった。幕内力士第1号は大阪相撲から常陸山を慕って入門した近江富士である。第2号が横綱東富士である。そして第... -
大相撲
今年の土俵から
今年初優勝が2人生まれた。霧馬山と豊昇龍である。幕内優勝経験者が3人引退した。逸ノ城、栃ノ心、徳勝龍である。 これで幕内優勝したことがある現役力士は11人になった。照ノ富士、御嶽海、貴景勝、玉鷲、朝乃山、正代、大栄翔、若隆景、阿炎、霧馬山、... -
大相撲
混迷の時代の未達成優勝
昨年は6場所優勝者が異なった。今年は霧島が2回優勝し、これを脱出した。貴景勝は優勝と単なる1位でこれに該当しない。 霧島の年2回優勝で混迷の時代を終えたといえるのか。混迷でない時代とは場所前から優勝予想ができる状態である。つまり絶対的強者... -
大相撲
四股名クイズ
土俵の目撃者では様々な四股名ををテーマに扱ってきた。四股名は江戸時代にさかのぼって調査した。また、幕下以下の四股名にスポットをあてたことこともあった。 テーマは30回以上に及んだ。ここで四股名クイズを出題してみたい。マニアックにならない問題... -
大相撲
大関の今後
貴景勝一人だった大関に七月場所から霧島が、九月場所から豊昇龍が加わった。貴景勝が一人大関になった背景は御嶽海、正代の大関落ちであった。貴景勝の一人大関は3場所で解消された。それは結果で今年の一月場所は当分続くと思われていた。 <貴景勝> ... -
大相撲
2023年入門者数と引退力士数
日本は人口減少、少子化に向かっている。政府の少子化対策は有効性があるのか疑問がささやかれている。今年もまた新たに相撲界の門をたたいた者、限界を感じ去り行く者は絶えない。入門者数と引退力士今年はどのようになったのか、調べてみた。それが以下...
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