■4位 逸ノ城突然の引退
五月場所前、逸ノ城が突然引退を発表した。前年七
月場所に優勝していた。三月場所は出場停止1場所
による十両で優勝していた。だから唐突の印象はぬ
ぐえなかった。
引退理由は表向き腰痛だった。しかしアルコール依
存症や稽古場に姿をあらわさないなど師匠湊(元湊
富士)との確執が囁かれていた。逸ノ城は帰化して
いた。それも師匠と同じ三浦にした。将来は逸ノ城
に部屋を譲る予定だったことをうかがわせる。
逸ノ城は来年2月断髪式をおこなう。それはホテル
で湊部屋関係者の出席はないという。親方との確執
はさけられなかったのだろうか。これまではあって
もお互い損するところまでいかないで納めるのが通
例だった。惜しまれる逸ノ城の引退であった。
KW氏とT氏が4位に、A氏が6位にあげている。
■3位 霧島・貴景勝が2回優勝
2022年は6場所優勝者が異なった。それが解消され
たのが今年であった。
貴景勝は一月場所12勝優勝したが翌場所途中休場し
ている。九月場所11勝で優勝というより単なる1位
であった。翌場所は9勝でおわっている。貴景勝の
法則。1年に1回は休場がある。今年は2回であ
った。
霧島は関脇時代霧馬山として優勝した。2回目の優
勝は大関3場所目であった。それまで負け越し、9
勝だっただけにようやく大関としての面目を保った。
ただ、これで混迷の時代を脱却できたとはいえない。
混迷の時代の終焉は場所前から優勝予想ができ、そ
の通りの結果ができたときである。
KW氏とA氏が3位に、M氏が平均を取って6.5位
になった。