■8位 九月場所超低レベル11勝が最高成績
九月場所、11勝が幕内最高成績となった。よく11勝
でも優勝は優勝だ、という方がいる。15日間で11勝
はこれまで数えきれないほどあったことを考えると
そう単純ではない。柏戸、日馬富士は11勝が多い横
綱だった。従って11勝は超低レベル幕内最高成績で、
優勝と呼べる代物ではない。
ましてこれが横綱の足がかりなんて横綱の低レベル
化を促進するものである。なぜ、こうした事態が生
まれるのか。幕内上位に絶対的強者がいないからで
ある。いわばどんぐりの背比べなのが今の幕内なの
である。
11勝を何場所繰り返しても横綱にはなれない。11勝
とはそういう成績なのである。
KW氏が2位に、T氏が8位にあげている。
■7位 伯桜鵬・熱海富士が優勝争い
七月場所、伯桜鵬は新入幕であった。これが入門4
場所目であった。前場所、十両で14勝1敗で優勝を
にがすという史上初の事態がおきている。新入幕伯
桜鵬は特に初日から連勝するというような快進撃で
はなかった。
千秋楽を迎え、3敗トップで関脇豊龍と相星対戦に
なった。相撲は実力差で豊昇龍が勝って優勝決定戦
に駒を進めた。伯桜鵬は敗れたものの敢闘賞・技能
賞の2賞を受賞した。その後ケガの手術で2場所連
続全休している。番付を幕下に下げて再起をはかっ
ている。
九月場所、熱海富士は再入幕であった。ところが貴
景勝をおさえて14日目優勝戦線のトップに立った。
しかし再入幕では上位戦に限界があり、優勝はでき
なかった。
ところが、熱海富士は続く十一月場所も優勝争いを
した。しかし、まだ上位に通用しなく、またも優勝
できなかった。ただ、熱海富士の存在を全国区にし
た。
A氏が2位に、T氏が7位にあげている。