2019年12月– date –
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今年(2019年)1年ご愛読ありがとうございました
賢明な読者の皆様、今年(2019年)1年ご愛読誠にありがとうございました。今年も変わらぬPVを得られたのもご愛読いただいた皆様のおかげです。本場所のある月は1月が最高のPVで、3月が次点でした。本場所のない月では2月が最高のPVで、10月が次... -
三役までの所要場所数番付
2020年一月場所の番付で大栄翔が新小結に昇進した。新入幕から26場所を要しての三役であった。力士は入幕したとき、次の目標となるのが三役である。そこで新入幕の場所からどれくらいの場所数を要して三役になっているか調べてみた。対象は2020年の一月場... -
架空年間三賞
スポーツ報知の年間最優秀力士に白鵬が選ばれた。中日スポーツの年間最優秀新人賞は、炎鵬に決定した。両力士は一月場所の初日、土俵で表彰される。うっかり席をはずして売店やトイレに立って、2人の表彰を見逃すことがないようにしていただきたい。とこ... -
来年はどうなる!新横綱・新大関は誕生するか
新横綱誕生ほど相撲ファンをわかす話題はない。稀勢の里が横綱になったのは、2017年一月場所後であった。それからまもなく3年になろうとしている。しかし、横綱誕生は気配さえ感じさせない。そのため白鵬を脅かす力士はいつまで経っても現われない。そこ... -
決まり手新分類5
足の裏以外を土俵につける技10分類のうち足取り技に目をむけていこう。■投げ技■足技■足取り技渡し込み足取り小股掬い外小股大股褄取り小褄取り裾取り■捻り技■後ろからの技■落とす技■腕攻め■反り技■複合技■ほか渡し込み,足取りは比較的見られるし。よく知ら... -
霧馬山の出世街道
「陸奥部屋に霧馬山あり」は早くから言われていた。陸奥(元霧島)部屋から霧の若以来の関取が出るとしたら霧馬山しかいない、と見られていた。その霧馬山がついに入幕を果たした。モンゴル出身の幕内力士としては26人目である。霧馬山はどんな出世街道を... -
2020年一月場所番付あれこれ
1年始めの一月場所の番付が発表された。通常なら番付は30日発表だが、年末という事情から6日早くなった。特別難しい箇所はなく、ほぼ予想通りの番付になった。とはいえ、先場所多くの休場者を出した爪跡を残した番付といえる。豪栄道はカド番であり、大... -
決まり手新分類4
足の裏以外を土俵につける技10分類のうち足技に目をむけていこう。■投げ技■足技外掛け内掛け蹴返し二枚蹴り裾払いちょん掛け河津掛け■足取り技■捻り技■後ろからの技■落とす技■腕攻め■反り技■複合技■ほか足を外側から刈るように、あるいはからむようにして... -
2019年大相撲10大ニュース2位・1位
■2位 トランプ大統領観戦大騒動勃発五月場所千秋楽はトランプ米大統領の大相撲観戦日であった。それも土俵の近くでという異例さである。もっともこれは、協会が貴賓席を皇室専用にしたかったという説がのちに流れた。米大統領が観戦する記念的日だ、と喜... -
2019年大相撲10大ニュース4位・3位
■4位 貴ノ富士2度目の暴行で引退勧告事件は稽古総見の8月31日におこった。十両貴ノ冨士が付け人の序二段力をなぐったことが発覚したのである。繰り返された暴行事件。貴ノ冨士はこれで2度目である。最初の事件で、師匠貴乃花の面目は丸つぶれとなって... -
決まり手新分類3
上手投げ下手投げ小手投げすくい投げ上手出し投げ下手出し投げ掛け投げ首投げ二丁投げ櫓投げ一本背負いつかみ投げ腰投げ<2019年11月 志摩ノ海(上手出し投げ)照強>投げ技の続編、出し投げをみていこう。上手出し投げは上手投げのように腕(かいな)を... -
2019年大相撲10大ニュース6位・5位
■6位 大波乱!平幕朝乃山が初優勝五月場所、横綱白鵬全休、新大関貴景勝途中休場、大関豪栄道・高安前半で3敗と早々と優勝圏内から遠ざかっていった。そんななか、場所前、予想していなかった前頭8枚目の朝乃山が優勝戦線ににわかに浮上した。朝乃山は... -
決まり手新分類2
足の裏以外を土俵につける技に目をむけていこう。こちらは次の10に分類した。■投げ技■足技■足取り技■捻り技■後ろからの技■落とす技■腕攻め■反り技■複合技■ほか決まり手によっては、この分類に入れていいのか悩ましかった技があった。まず投げ技からみてい... -
2019年大相撲10大ニュース8位・7位
■8位 ベテラン豪風、安美錦、嘉風相次いで引退豪風 一月場所引退。39歳。押尾川襲名。幕下15枚目格付出でスタートし、十両12場所、幕内86場所務める。そのうち関脇1場所、小結2場所在位。三賞は敢闘賞を2回受賞している。幕下は2場所だから98%は関... -
2019年大相撲10大ニュース10位・9位
■10位 井筒(元逆鉾)急死!鶴竜、元霧島の陸奥部屋へ移籍。+東関(元潮丸)死去元逆鉾の井筒親方が九月場所九日目、亡くなられた。場所前から体調が悪く、入院していたという。原因はすい臓がんとみられる。まだ58歳で定年前でもあり、あまりにも早すぎ... -
2019年大相撲10大ニュース 前文
今年は重大ニュースが特に大きく際立ったモノはなかった。といってもつぶさに振り返るとそれなりにニュースはあった。土俵上だけでなく、土俵外にもあった。まったく予期しないニュースも飛び込んできた。<2回目の関脇優勝の御嶽海(右)>そんななか、相... -
決まり手新分類1
相撲は土俵外に相手を出すか、足の裏以外を土につければいい競技である。誰の目にも明確である。剣道の一本は素人目にはわかったようでわからない。レスリングは相手の両肩をつければ勝ちだが、そこまでいかずに勝敗が決まることが多い。相撲の決まり手は... -
決まり手新分類 序章
昭和の時代、ある相撲担当アナウンサーが、まず覚えたことは決まり手であった。決まり手を知らなくては、話にならないというわけである。それに相撲はいつなんどき奇手が出るかわからないだけになおさらである。決まり手は勝負がついたときの最終技である... -
豊昇龍の蹉跌
十一月場所、20歳の新十両豊昇龍の関取デビュー戦は、ほろ苦い負け越しスタートとなった。成績は7勝8敗である。一番一番が勉強、負けて覚える相撲かな、とはいうものの、もう少しで幕下落ちになるところまで追い詰められたのだから、悠長なことはいって... -
優勝請負人の優勝ペース
白鵬が十一月場所で43回目の優勝を達成した。これまで40回超えはいなく、白鵬ただ一人である。大鵬に実に11回の差をつけた。もっとも晩年の白鵬の相撲は肘打ち式かちあげで、必ずしも歓迎されていない。といっても、審判部が問題視している気配はない。わ... -
思い様々服部桜
十一月場所、何度か序ノ口の最初の一番から見る機会があった。序ノ口で見たい力士は服部桜である。出場しても敗戦を繰り返し、4年と1場所序ノ口を務めながら、3勝しかしていなく、89連敗の記録をもつ。相撲通には今さら下手な説明は無用の力士である。... -
優勝回数物語2横綱最終優勝年齢番付付き
戦後、昭和22年夏場所から優勝決定戦制度が開始された。また、昭和24年から年3場所制になった。戦後の混乱期で一定の会場をもたなかったが、昭和25年から蔵前仮設国技館で興行するようになった。年3場所制は昭和27年まで続き、昭和28年から年4場所制に... -
優勝回数物語1
白鵬が十一月場所で43回目の優勝を成し遂げた。大鵬の優勝回数を上回ること実に11回。まさしく前人未到の域に入り、絶後の数字にならんとしている。これまで最多優勝回数はどのような歴史的流れで進んできたのだろうか。改めてふり返ってみた。<白鵬、43... -
2020年一月場所チケット事情
十一月場所のチケットは、即日完売は限られ、場所開始直前まで13日目以外の平日は販売されていた。だが、人口ナンバー1東京都、ナンバー2神奈川県、さらに福岡県より人口が多い埼玉県、千葉県を抱える東京場所はチケットの売り切れ速度が半端ではなかっ... -
77歳になった相撲解説者
十一月場所13日目、横綱の土俵入りが終わると狭い箇所に人が集まって放送席に目を向けていた。何事か。かつて福岡の放送席のゲストに黒木瞳さんが来たときは大変な騒ぎだったので、有名人が来たのかと思っていた。のぞいてと見ると、解説の北の富士さんが... -
大関皆勤率番付
十一月場所は3大関が1大関になった。残った大関は貴景勝だけになった。その貴景勝も今年(2019年)は2場所連続休場している。ほかの大関も休場が目立った。その結果今年は、大関皆勤10回、休場9回となった。そこで大関の皆勤率を改めて調べてみた。対... -
十一月場所 朝乃山15番勝負2
9日目 大栄翔戦めきめき力をつけてきた突き押しの大栄翔。朝乃山考えて立ち合いかちあげ。大栄翔突っ張りにいくが、あてがい左から引き込み、次の瞬間落ち着いてはたき込んだ。朝乃山の工夫が見られた一番。7勝2敗10日目 明生戦 朝乃山、立ち合い鋭... -
横綱皆勤率番付
30代半が近いせいか、白鵬、鶴竜の皆勤がままならない状態である。今年(2019年)に限っても、白鵬・鶴竜ともに半分の3場所しか皆勤していない。これまで横綱は負けが込むと、休場は常套手段になっている。横綱は、いったいどのくらい皆勤しているのか調... -
今後も続く混迷の時代
今年(2019年)の年間最多勝は朝乃山に決まった。成績は55勝35敗であった。小結では初ということであるが、これは朝乃山の責任ではない。横綱・大関の休場の多さから来ている。これで50勝台の年間最多勝は2017年から3年連続となった。まさにどんぐりの背... -
十一月場所 朝乃山15番勝負1
十一月場所、一段と強さと成長を見せた力士が朝乃山であった。その結果一躍大関候補に浮上してきた。そんな朝乃山の相撲を写真とともにふり返ってみよう。初日 横綱鶴竜戦鶴竜突然の休場で不戦勝スタート。1勝2日目 大関貴景勝戦 突き押しパワー相撲の...
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