大相撲

架空年間三賞

2019年12月29日

スポーツ報知の年間最優秀力士に白鵬が選ば
れた。中日スポーツの年間最優秀新人賞は、
炎鵬に決定した。両力士は一月場所の初日、
土俵で表彰される。うっかり席をはずして
売店やトイレに立って、2人の表彰を見逃す
ことがないようにしていただきたい。ところ
で以前は日刊スポーツで年間三賞の表彰が
おこなわれていた。年間三賞は大関への登竜
門といわれ、ファンは注目していた。そこで
いまはない2019年の年間三賞を独断で選考
してみることにした。

まず、今年6場所実際に三賞を受賞した力士
をピックアップしてみた。
   殊勲  敢闘  技能
一月 玉鷲  玉鷲  貴景勝
   御嶽海
三月 逸ノ城 碧山  貴景勝
五月 朝乃山 阿炎  竜電
       朝乃山
       志摩ノ海
七月 友風  照強  遠藤
           炎鵬
九月 御嶽海 隠岐の海
   朝乃山 剣翔
十一月大栄翔 正代  朝乃山
これをみると御嶽海が殊勲賞を2回、技能賞
を貴景勝が2回受賞している。また、朝乃山
が4回三賞を受賞している。しかし、これ
ではあまりにも無作為過ぎる選択になって
しまう。年間三賞はあくまで1年間を通して
の選考になる。
190922千秋楽表彰 1323
<御嶽海>

そこでまず、殊勲賞を判断する上で、横綱戦
を見ていく。横綱戦最多勝は4勝5敗の対戦
成績を残した御嶽海である。次点が玉鷲の
3勝4敗と逸ノ城の3勝3敗である。御嶽海
の4勝は白鵬、鶴竜に2勝、稀勢の里を倒し
ている。年間成績は51勝36敗3休と勝ち越し
ていることもあり、年間殊勲賞は御嶽海と
した。

敢闘賞候補として、年間最多勝の55勝の朝乃
山、次点で54勝の阿炎があげられる。ただし
横綱・大関の対戦率は朝乃山11%、阿炎16%
と阿炎が上である。あるいはさらに、48勝の
北勝富士、玉鷲もあげられる。北勝富士の
横綱・大関対戦率は28%、玉鷲は23%である。
朝乃山の横綱・大関対戦率11%はやはり低す
ぎる。最終的には阿炎と北勝富士に絞られる。
実際敢闘賞を受賞している阿炎を年間敢闘賞
とした。
180212白鵬杯 035
<阿炎>

技能賞候補は貴景勝と朝乃山2人である。
貴景勝は関脇が3場所あり、その成績は文句
なしであるが、3場所では対象場所数の点で
損をしている。その点、成長著しい大関候補
朝乃山の存在価値はたいへんなモノがある。
そういうわけで朝乃山を年間技能賞とした。
190526千秋楽表彰 196
<朝乃山>

これはあくまで個人の見解であって、ファン
独自に選定した年間三賞がどんなモノか。
大変興味深いところである。

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  • この記事を書いた人

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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