入幕から三役までの所要場所数番付(2020年一月場所)|最速は阿武咲の3場所、玉鷲は38場所

2020年一月場所の幕内力士で、新入幕から三役に上がるまでが最も早かったのは阿武咲の3場所、次いで白鵬と妙義龍の4場所だった。最も長くかかったのは玉鷲の38場所で、魁聖30場所・遠藤28場所・大栄翔26場所が続く。

相撲記者・田口 通廣が2020年一月場所の番付で三役経験のある幕内27人を調べた番付による。いまの幕内での所要場所数は新入幕から三役までの所要場所数(2026年七月場所)にある。三役(大関・関脇・小結)の人数は場所ごとに変わり、協会の星取表で令和6年一月場所〜令和8年七月場所の16場所を数えると小結は毎場所2人、関脇は2〜4人だった(相撲の三役とは)。

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入幕から三役までの所要場所数|2020年一月場所の幕内27人

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2020年一月場所の番付で、大栄翔が新小結に昇進した。新入幕から26場所を要しての三役だった。入幕した力士が次に目標にするのが三役である。そこで田口は、新入幕の場所からどれくらいの場所数で三役になっているかを調べた。

対象は2020年一月場所の番付の幕内力士で、まだ三役に上がっていない佐田の海をはじめとする15人は対象外になった。かつては北の富士のように、入幕の翌場所に小結というスピードでかけ上がった力士もいた。小結・関脇の在位場所数も並べてある。単位は場所である。

力士入幕から三役まで小結在位関脇在位
阿武咲3場所2場所—
白鵬4場所2場所5場所
妙義龍4場所5場所8場所
碧山5場所3場所2場所
貴景勝6場所3場所3場所
御嶽海6場所7場所11場所
正代6場所1場所1場所
豪栄道7場所4場所15場所
松鳳山7場所5場所—
阿炎9場所4場所—
竜電9場所1場所—
高安13場所4場所5場所
琴奨菊13場所8場所12場所
栃ノ心13場所8場所4場所
栃煌山13場所14場所11場所
朝乃山13場所1場所1場所
北勝富士14場所2場所—
千代大龍14場所2場所—
鶴竜15場所5場所8場所
勢16場所2場所1場所
隠岐の海18場所4場所2場所
琴勇輝20場所1場所1場所
宝富士24場所2場所1場所
大栄翔26場所1場所—
遠藤28場所3場所—
魁聖30場所3場所1場所
玉鷲38場所5場所8場所
所要場所数の少ない順(同じ数は田口の番付の順)。—は在位なし。出典=田口 通廣 作成の番付(下の画像・2020年一月場所の番付の時点)を当サイトが文字に起こした。在位場所数はその時点の数で、その後の昇進・陥落は入っていない
入幕から三役までの所要場所数の番付(2020年一月場所・田口 通廣 作成)
<三役までの場所数(田口 通廣 作成)。東の横綱が最も早い>

最速は阿武咲の3場所、白鵬は4場所

東の横綱にあたる最速は、阿武咲の3場所である。入幕から3場所連続で2ケタ勝利をあげ、小結に昇進した。記事を書いた2019年12月の阿武咲からは想像しにくいが、期待のホープの時代があった、と田口は書いている。

阿武咲
<新入幕 敢闘賞受賞の阿武咲>

西の横綱は白鵬で、負け越し知らずで小結までかけ上がった。田口は、白鵬は非凡なものを持っていたと見ている。

三役までが1ケタで、小結・関脇の在位が2ケタの3人|妙義龍・御嶽海・豪栄道

入幕から三役までの所要場所数が1ケタで、小結・関脇の在位場所数が2ケタの力士が3人いる。妙義龍、御嶽海、豪栄道である。記事を書いた2019年12月の時点で、豪栄道は大関、御嶽海は16場所連続で小結・関脇に在位した歴代2位の記録の持ち主だった。

妙義龍はある時期、確かに強かった。田口は、妙義龍のデビュー戦には仕事そっちのけで国技館に行ったほど、見たい力士だったと書いている。

豪栄道
<関脇時代の豪栄道>

遠藤は小結まで28場所|最高位が小結の力士は8人

人気の遠藤は、入幕は早かったが、小結までは28場所かかった。まだ上には関脇があり、遠藤の挑戦は続く、と田口は書いている。

遠藤を含め、最高位が小結の力士が8人いる。田口は、彼らがいつ関脇に上がるかに注目している。とくに当時の阿炎は、勝ち越しながら小結に据え置かれる場所が続いていた。心が折れることなく関脇に挑み続けてほしい、と田口は書いている。

三役昇進の苦労人|魁聖30場所・玉鷲38場所

三役昇進の苦労人は魁聖と玉鷲である。魁聖の入幕は2011年の技量審査場所で、10勝をあげて敢闘賞を受けた。オープンカーに乗り、旗手を務めていた。ただし車は出発することなく、形だけだった。田口は、それから小結に上がるまで5年かかるとは思ってもみなかったと書いている。

玉鷲
<新小結の玉鷲>

田口は2019年12月に、玉鷲はいまでこそ実力者だが小結の壁は高く、入幕から6年以上かかったと書いている。それでも三役になれた秘密は相撲の若々しさにあり、それは今も変わらない、と田口は見ている。玉鷲の小結・関脇の在位場所数は、2020年一月場所の時点で13場所になった。

明生、炎鵬、豊山、霧馬山の三役入りはいつになるのか。田口は、注目はつきないと結んでいる。

三役は何人いるのか|場所ごとに変わる

三役(大関・関脇・小結)の人数に決まった数は無く、場所ごとに変わる。日本相撲協会の過去の星取表で令和6年一月場所から令和8年七月場所までの16場所の番付を数えると、小結は毎場所2人、関脇は2〜4人、大関は1〜4人だった。三役の範囲(大関を含めるかどうか)と数え方は相撲の三役とは|関脇・小結(と大関)の範囲に、関脇と小結の違いは関脇とは|小結とどっちが上?にまとめてある。

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三役までの所要場所数についてよくある質問

Q. 新入幕から三役まで、最も早かったのは誰ですか?
A. 2020年一月場所の幕内力士では阿武咲の3場所です。入幕から3場所連続で2ケタ勝利をあげて小結に上がりました。2026年七月場所の幕内では大の里の2場所が最も早い、と田口は新入幕から三役までの所要場所数で書いています。

Q. 白鵬は新入幕から何場所で三役に上がりましたか?
A. 4場所です。負け越し知らずで小結までかけ上がりました(田口の番付・2020年一月場所の時点)。

Q. 遠藤と玉鷲は何場所かかりましたか?
A. 遠藤は28場所、玉鷲は38場所です。玉鷲は入幕から6年以上かかりました。

Q. 相撲の三役は何人ですか?
A. 場所によって変わります。令和6年一月場所から令和8年七月場所までの16場所では、小結は毎場所2人、関脇は2〜4人、大関は1〜4人でした(協会の星取表を当サイトが数えた実測)。

関連記事:新入幕から三役までの所要場所数(2026年七月場所)/新入幕までの所要場所数番付/平幕優勝力士のその後|三役在位と大関昇進の記録

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この記事を書いた人

少年漫画雑誌、日経関連の編集者を経て独立。現在は大相撲を専門に取材するライター。ほぼ毎場所、自ら土俵際で撮影している。にほんブログ村 相撲・大相撲カテゴリでランキング1位。

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