■4位 貴ノ富士2度目の暴行で引退勧告
事件は稽古総見の8月31日におこった。十両
貴ノ冨士が付け人の序二段力をなぐったこと
が発覚したのである。繰り返された暴行事件。
貴ノ冨士はこれで2度目である。最初の事件
で、師匠貴乃花の面目は丸つぶれとなって
しまった。それにも関らず2度目もおこして
しまった。
九月場所は出場停止になっていた。ところが、
協会のコンプライアンス委員会及び師匠の
千賀ノ浦(元隆三杉)から、ひそかに引退
勧告を受けていた。これに対し貴ノ富士が
おこなったことは、スポーツ庁に上申書を
提出したことであった。
場所後、理事会で「処分は自主的な引退を
促す」と結論がうち出された。貴ノ富士は
「考えます」と答え、のちに弁護士とともに
土俵に立てない処分は重過ぎて承服できない、
と会見をおこなった。しかし、最終的に協会
の処分を受け入れざるを得なかった。「あん
なに問題になってまだ懲りていなかったの?
同情の余地なし」、「反省する印象もなく、
残念としかいいようがありません」と世論の
声は厳しかった。
HR氏・I氏が4位に、KW氏・T氏が6位に、
S氏が7位に、A氏が9位にあげている。
■3位 貴景勝大関昇進と復活
三月場所後、貴景勝の大関昇進が決定した。
伝達式会場はホテルで行われた。貴景勝は
「謹んでお受けいたします。大関の名に恥じ
ぬよう武士道精神を重んじ、感謝の気持ちと
思いやりを忘れず相撲道に精進します」と
口上を述べた。22歳、久々に若い大関の誕生
である。
貴景勝は成長性と可能性を秘めている大関
なのである。そして若いわりに考え方がしっ
かりしている。臥薪嘗胆、一寸先は闇など
自分を見失うようなことはしない。しかし、
大関昇進後、大関は2場所しかもたなかった。
その後不屈の闘志で12勝して大関に復帰した。
今年の貴景勝は関脇昇進→大関昇進→大関
2場所で陥落→大関復帰→大関勝ち越し
1年を振り返ると、ジェットコースターの
ごとく乱高下した1年だった。一昨年からの
部屋閉鎖やマスコミの異様な取材等を考え
れば、十一月場所で勝ち越したのは結果的に
良かった。2020年は貴景勝の真価を問われる
ことになる。
HR氏が2位に、I氏が3位に、T氏が4位
に、A氏が5位に、TM氏が7位にあげて
いる。
1年に1度なので年賀上の印刷設定を
思いだしながら印刷しました。
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よしなに
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