今年(2019年)の年間最多勝は朝乃山に決ま
った。成績は55勝35敗であった。小結では初
ということであるが、これは朝乃山の責任
ではない。横綱・大関の休場の多さから来て
いる。これで50勝台の年間最多勝は2017年
から3年連続となった。まさにどんぐりの
背比べである。
それでいて2019年は白鵬が2回優勝した。
だが、三月場所はともかく十一月場所の白鵬
は、明らかに力を落としている。晩年白鵬で
ある。それでいて白鵬だけが今年2回優勝
できたのは、白鵬を脅かす、白鵬にとって
代わる力士がいないからである。
歴史的には初代若乃花に代わって大鵬が出現
した。その大鵬に代わって北の富士・玉の海
が頭角を現した。北の富士の晩年に輪島が
横綱になった。その後輪島と北の湖がしのぎ
をけずった。やがて北の湖が第一人者になっ
ていった。
こうした後に続く者が現代は不幸にしていな
い。だから休みときどき皆勤の白鵬に優勝が
いってしまう構図になる。その結果、白鵬の
優勝50回発言まで出てくることになる。白鵬
時代は終焉をむかえているが、代わる力士が
残念ながらいない。ちなみに鶴竜は1度も
年間最多勝力士になったことがない。
現代は混迷の時代である。そして混迷の時代
は当分続きそうな流れである。
池袋に寄ってきました。
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よしなに
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