大相撲

今後も続く混迷の時代

2019年12月2日

今年(2019年)の年間最多勝は朝乃山に決ま
った。成績は55勝35敗であった。小結では初
ということであるが、これは朝乃山の責任
ではない。横綱・大関の休場の多さから来て
いる。これで50勝台の年間最多勝は2017年
から3年連続となった。まさにどんぐりの
背比べである。
191124千秋楽表彰 914
<年間最多勝で表彰された朝乃山>

それでいて2019年は白鵬が2回優勝した。
だが、三月場所はともかく十一月場所の白鵬
は、明らかに力を落としている。晩年白鵬で
ある。それでいて白鵬だけが今年2回優勝
できたのは、白鵬を脅かす、白鵬にとって
代わる力士がいないからである。

歴史的には初代若乃花に代わって大鵬が出現
した。その大鵬に代わって北の富士・玉の海
が頭角を現した。北の富士の晩年に輪島が
横綱になった。その後輪島と北の湖がしのぎ
をけずった。やがて北の湖が第一人者になっ
ていった。
輪島北湖
<輪島(左)と北の湖>

こうした後に続く者が現代は不幸にしていな
い。だから休みときどき皆勤の白鵬に優勝が
いってしまう構図になる。その結果、白鵬の
優勝50回発言まで出てくることになる。白鵬
時代は終焉をむかえているが、代わる力士が
残念ながらいない。ちなみに鶴竜は1度も
年間最多勝力士になったことがない。
191124千秋楽表彰 1220
<十一月場所優勝した白鵬 旗手石浦>

現代は混迷の時代である。そして混迷の時代
は当分続きそうな流れである。

池袋に寄ってきました。

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  • この記事を書いた人

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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