大相撲

決まり手新分類 序章

2019年12月13日

昭和の時代、ある相撲担当アナウンサーが、
まず覚えたことは決まり手であった。決まり
手を知らなくては、話にならないというわけ
である。それに相撲はいつなんどき奇手が
出るかわからないだけになおさらである。
決まり手は勝負がついたときの最終技である。
例えば上手投げで相手を崩して寄り切ると、
決まり手は寄り切りになる。しかし、決め手
は上手投げなのである。
191113四日目幕内 902
<2019年11月 栃ノ心(首ひねり)宝富士>

相撲ファンはどれくらい決まり手をご存じ
なのだろうか。なにしろ、大相撲を観戦して
いても出される技は、かなり限定的である。
なかなか耳にしない決まり手のほうが多い
かもしれない。

相撲協会は決まり手を、非技を含め7つに
分類している。かなりの大分類である。同時
によくわからない箇所も少なくない。例えば
基本技に
突き出し
突き倒し
押し出し
押し倒し
寄り切り
寄り倒し
に加え、浴びせ倒しが入っているのだ。どう
して浴びせ倒しが、と思う。稽古場で浴びせ
倒しの稽古を特別にやっているところを見た
ことがない。本当に基本技なのだろうか。
このように分類によっては、かえって技を
わかりにくくしている。

190916九日目幕内 357

<2019年9月 東龍(浴びせ倒し)炎鵬>

これを少しでもわかりやすく分類して、決ま

り手を改めて見直してみようと考えた。そし
て大相撲ファンの方に決まり手をぜひ知って
いただきたい、と思う。

忘年会シーズンです。

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  • この記事を書いた人

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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