大相撲

豊昇龍の蹉跌

2019年12月12日

十一月場所、20歳の新十両豊昇龍の関取デビ
ュー戦は、ほろ苦い負け越しスタートとなっ
た。成績は7勝8敗である。一番一番が勉強、
負けて覚える相撲かな、とはいうものの、
もう少しで幕下落ちになるところまで追い
詰められたのだから、悠長なことはいって
いる余裕はなかった。なにより同じ新十両の
琴勝峰が9勝をあげたのだから、差をつけ
られる結果になった。
191112三日目幕下 643
<豊昇龍>

豊昇龍は序盤好調だった。4勝1敗。ところ
が、中盤は一転して1勝4敗。終盤も盛り
返せず2勝3敗の結果に終わった。筆者の
予想は勝ち越せばよしとする、だったのだか
ら、1勝足りなかったことになる。ある意味
予想の範囲とはいえ、幕下落ちの危機までは
想像できなかった。
191112三日目十両 012
<琴勝峰戦>

しかし、つぶさに相撲をふり返ると、いくつ
か敗因が見えてきた。まず、かまわず前に
出てくるタイプに対応できていない。琴勝峰、
木崎海、勢戦ではこの弱点をつかれた。また、
技におぼれすぎている。技は相手に圧力を
かけてこそ生きる。いきなり、技にいっても
効果は薄い。こうした相撲は貴源治、蒼国来
戦に見られた。
191123十四日目十両幕下以下 1194
<蒼国来戦>

おじの朝青龍は新十両の場所は9勝6敗。
翌場所11勝をあげ、2場所で十両を通過した。
豊昇龍にとっておじ超えはかなり難しくなっ
た。豊昇龍はまず、地力をつけることである。
勢、蒼国来戦は明らかに地力負けといえる。
稽古をすれば一晩で強くなる時期である。
この負け越しをバネに飛躍してこそ、ホープ
豊昇龍である。

坂本龍馬の漫画を読んでいます。

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  • この記事を書いた人

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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