大相撲

決まり手新分類1

2019年12月14日

相撲は土俵外に相手を出すか、足の裏以外を
土につければいい競技である。誰の目にも
明確である。剣道の一本は素人目にはわかっ
たようでわからない。レスリングは相手の
両肩をつければ勝ちだが、そこまでいかずに
勝敗が決まることが多い。相撲の決まり手は
細かいほどいいという意見があれば、煩雑
すぎてややこしいという見方もある。決まり
手は協会制定にしたがって82手とし、ほかに
自滅と反則を設けた。
決まり手A
まず、土俵から出す決まり手について述べて
いこう。これは大きく分けて3つに分類され
る。
■離れ技
■組み技
■離れ組み両様

離れは技次の5つである。このあたりは頻繁
に見られる決まり手で、へたな説明は無用で
ある。
突き出し
突き倒し
押し出し
押し倒し
後ろもたれ
太刀山の突きは45日のてっぽうといわれた。
いわゆる一突き半(一月半)のしゃれである。
突き倒しは激しい突きに、相手が足を送れず、
土俵の中で決まることもある。ただ1つ後ろ
もたれは技というより、流れでできた形で
ある。文字通り後ろからもたれたら相手が
土俵を割ってしまったケースである。
20121121十一日目幕内 1085
<2012年11月 魁聖(後ろもたれ)安美錦>

組み技はさらに3つに分けられる。
●正面
寄り切り
寄り倒し
吊り出し
極め出し
極め倒し
割り出し
このあたりもよく耳にする決まり手が多い。
寄りでも東富士は怒涛の寄りといわれた。
がぶり寄りといって相手のふところに入り、
ゆさぶる寄りもある。ただ、割り出しは
あまりお目にかかれないので説明する。相手
のまわしを取るか小手にまいて、もう一方の
手で相手の二の腕をつかむか筈にして出す技。
20121122十二日目幕内 832
<2012年11月 稀勢の里(割り出し)
舛ノ山>

●後ろからの攻め
送り吊り出し

●逆転技
うっちゃり
波離間投げ
網打ち
重量級大相撲になってうっちゃりと吊り出し
が、ほとんど見られなくなった。この辺りが
攻防としては物足りなくなった。吊りは横吊
りというセオリーは忘れさられようとして
いる。波離間投げは寄ってくる相手の肩ごし
に左右両手で相手のまわしをつかみ、土俵の
外に出す捨て身の技。稀に土表の中で決まっ
たことがあった
191110初日幕下 261
<2019年11月 稀善龍(波離間投げ)一木>

網打ち。あみうちと読む。字が似ているせい
か以前、綱打ちをあみうちと読んだ方がいた。
網打ちは相手の差し手を両腕でかかえ、土俵
際ほうむる捨て身の技である。たまに土俵の
中で決まることがある。北の洋が得意とした。
重量級大相撲ではあまり、見られなくなった。
10012三日目幕内後半 859
<2010年1月 白鵬(網打ち)豊ノ島>

離れ組み両様
送り出し
送り倒し
まわしを取っても、離れてもあり得る土俵外
に出す技を最後にあげておく。

(この項目続く)

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  • この記事を書いた人

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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