大相撲

大関皆勤率番付

2019年12月5日

十一月場所は3大関が1大関になった。残っ
た大関は貴景勝だけになった。その貴景勝も
今年(2019年)は2場所連続休場している。
ほかの大関も休場が目立った。その結果今年
は、大関皆勤10回、休場9回となった。そこ
で大関の皆勤率を改めて調べてみた。

対象は東西合併合とともに、2場所連続負け
越しで大関降格規定ができた昭和以降とした。
能代潟から貴景勝までの48人である。場所中
の引退は皆勤していないと判断した。また、
公傷も出場していないので、当然皆勤とは
しなかった。大関の皆勤率=大関皆勤場所
数÷大関在位場所数とした。その結果、大関
皆勤率番付は次のようになった。四股名の後
が大関皆勤率%である。それが以下である。
大関皆勤率A
全般的に横綱の皆勤率より数字が大きい傾向
がある。大関は横綱ほど休めない規定から
きている。また、責任の違いからか、負け
越しても最後まで務めることがある。その
へんが影響していそうだ。
清水川
<名大関清水川のブロマイド>

すべて皆勤の大関が3人いる、名大関清水川、
休場は試合放棄の名言を残した魁傑、猛牛
鏡岩である、清水川は大関在位12場所、
魁傑は大関在位通算9場所、鏡岩は大関在位
6場所をそれぞれ務めた。数字的には大関
在位は長いとは言いがたい。清水川と鏡岩は
年2場所時代だからやむを得ない事情がある。
ただ、鏡岩は大関6場所中3場所負け越しで
大関の座をあけわたしている。そういう事情
の下での数字である。

貴ノ浪は大関を通算37場所務め、休場はわず
か1場所だった。琴風も大関を22場所務め
、休場は1場所だった。最近の大関しか見て
いないファンには信じがたい数字かもしれ
ない。
貴ノ浪
<貴ノ浪>

初めて大関50場所を務めた貴ノ花は、皆勤
45場所で皆勤率90%の実績を残した。大関
在位最長の65場所務めた千代大海の皆勤は
52場所、魁皇は50場所で、ともに好位置には
つけられなかった。長期間大関を務める難し
さが出ている。
貴ノ花
<貴乃花>

現役をみていこう。豪栄道がいくぶん下位
気味に位置した。ほかの高安、栃ノ心はかな
り下位である。貴景勝にいたっては最下位で
ある。貴景勝はまだ皆勤率をあげていける。
だが、33歳になる豪栄道は厳しいかもしれ
ない。高安はまず大関に復帰から始めること
になる。栃ノ心の大関復帰は遠い道になり
そうである。朝乃山が大関に昇進したら、
どのような数字を残すのだろうか。
190515四日目十両 477
<貴景勝>

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  • この記事を書いた人

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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