■春三日目 大関在位の長い横綱

鶴竜が苦手隠岐の海にあっさり負けた。鶴竜の
横綱昇進に関してはこれまで述べた通り、現段階
では問題にもならない。連続全勝優勝して横綱に
昇進した日馬富士でさえ、あれほど苦しんでいる
のだ。現在の3大関は大関在位が12場所目から15場所
目に入っている。

大関在位が長いといわれて横綱になったのが佐田の山
である。佐田の山は大関在位17場所。今の大関在位
場所数に近い。後に玉乃島(後の玉の海)が20場所、
北の富士が21場所で昇進した。佐田の山の大関17
場所を見ると、12勝以上7回、10勝、11勝が4回、
1ケタ勝利5場所、1勝もできず途中休場が1回。
176勝66敗13休、勝率7割2分7厘。

佐田の山は突っ張りを得意とする闘志あふれる相撲を
取った力士である。豊山(内田)が台頭すると「学生
さんには負けられませんよ」と発言し、両力士の
対戦は熱気を帯びていた。横綱大鵬との一番は熱戦が
多く内容が濃かった。今の鶴竜をはじめとする大関は
佐田の山におよばない。
佐田の山栃ノ海

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この記事を書いた人

日本経済新聞で15年間記者を務め、日経HRの編集者を経て独立。現在は大相撲を専門に取材するフリーライター。ほぼ毎場所、自ら土俵際で撮影している。にほんブログ村 相撲・大相撲カテゴリでランキング1位。

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