大相撲

■春二日目 日馬富士の今後

2014年3月11日

前日豊ノ島にふところにはいられた日馬富士、この
ピンチを捨て身の首投げで逆転勝ちした。休場明けで
負傷は完治せず、稽古も十分とはいえない。不安
材料が多い中、角界の超新星遠藤との一戦は苦戦を
免れまいと見るのが自然だった。

だが、この日の日馬富士は考えた取り口で遠藤を
封じた。組むとめんどうとばかりに突き放す戦法に
出た。遠藤に何もさせずにころがした。完勝である。

しかし、日馬富士のこれからはけして安泰ではない。
今日は15日間のうちでたまたまうまくいった日に
過ぎない。これからあたる強敵・難敵・実力者は
日馬富士の不安要素をついてこないではおかない。
かつて横綱その栄光と悲劇という読み物があった。
今場所の日馬富士が悲劇とならないよう細心の注意を
はらって相撲を取ることを望む。
<写真は初日の日馬富士対豊ノ島>
140309初日幕内 957日馬

 

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denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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