3月11日は白鵬29回目の誕生日であった。白鵬は
29歳で29回目の優勝を目指す。この日は隠岐の海を
寄せつけず、4勝と好調。大鵬の32回最高優勝
回数が視野にはいってきた。それでは32回越えの後、
白鵬はいったい何回優勝するか。これは相撲ファン
にとっては大変興味深いテーマである。
優勝回数を32回優勝の大鵬、31回優勝の千代の富士と
比較しながら推論してみる。その年に誕生日を迎える
年齢別に優勝回数を出してみた。かっこは休場回数
である。注として白鵬26歳の年は1場所中止になり。
年5場所である。引退した場所は休場扱いしていない。
白鵬29歳の年は当然ながら一月場所までである。
白鵬 大鵬 千代の富士
20歳 1
21歳 1(1) 3
22歳 4 4
23歳 4 3
24歳 3 4(1)
25歳 5 3
26歳 4 5(1) 3(1)
27歳 2 3(2) 4
28歳 4 2(4) 2(1)
29歳 1 2(2) 1(3)
30歳 1(2) 4
31歳 1 5(1)
32歳 3(1)
33歳 4(1)
34歳 3(1)
35歳 2(1)
36歳 0(2)
白鵬と大鵬は若いときから優勝を積み重ねてきて
いるのに対し、千代の富士は20代後半から力を出し、
力士生命が長いほうといえる。白鵬と大鵬を比較
すると大鵬のほうが優勝回数は出足がいい。白鵬は
28歳まで大鵬の優勝回数を超えたことはない。29歳の
今年3回優勝すれば並び、4回優勝して始めて超える。
白鵬は28歳の年まで1年平均で3.38回優勝している。
千代の富士は36歳の年齢の年まで相撲を取ったが、
白鵬は何歳まで取れるか。モンゴル人力士は日本人
力士ほど神経質ではなく、大草原気質?で案外力士
生命が長いのではないかと見ている。まして白鵬は
大鵬・千代の富士が初優勝後12回休場しているのに
対し現段階では1回しか休場していない。
31歳まで現在のペースでいくと29歳の年から31歳の
年までは10回優勝できることになる。31歳の年まで
38回優勝できることになる。34歳まで取れるとすると
優勝ペースは落ちるだろうが、年1回は優勝できる
のでは。白鵬の優勝回数は40回を超える可能性を
秘めている。
<写真は白鵬対隠岐の海>