月別アーカイブ:2022年03月

3大関の大関優勝率

2022/3/31  

三月場所の優勝争いは面白かったという声が多い。しかし、優勝争いをしたのは関脇若隆景であり、平幕高安・琴ノ若であった。大関は3人いたが、誰も優勝にからめなかった。横綱照ノ富士が途中休場したにもかかわらず ...

2022年三月場所十両を目指す幕下の戦い

2022/3/30  

幕下の上位は十両を狙える地位である。だがお互いに星をつぶし合うのだから、上位全員が勝ち上がることはない。相撲は7番しかないのだからそこでは熱い戦いが繰り広げられる。 先場所惜しくも十両昇進がならなかっ ...

番付の矛盾

2022/3/29  

三月場所照ノ富士が途中休場したことがあって関脇以下の横綱・大関対戦数は以下となった。後の数字は関脇以下の成績+横綱・大関勝利数である。 若隆景 3番 12勝1敗阿炎  1番(御嶽海戦のみ)8勝6敗隆の ...

2022年三月場所総評

2022/3/28  

★2019年以来久々に戻ってきた大阪場所だが。ファンは待ち望んだが、コロナ禍ではまだまだ人気回復まではいっていない。大阪場所は常に15日間最初の取組から結びまですべて観戦する友人がいる。その彼にしても ...

■22春千秋楽 大波乱のなか若隆景が初優勝

2022/3/27  

優勝争いは2敗若隆景・高安、3敗琴ノ若という思いもよらぬ面々で千秋楽を迎えた。ところが、千秋楽は波乱の連続となった。 まず、琴ノ若対7勝7敗の新小結豊昇龍戦から始まった。激しい攻防の中、豊昇龍の鋭い下 ...

■22春14日目 見応え十分!必死の力の激突

2022/3/26  

1勝5敗からの6連勝。正代必死の土俵が続く。13日目は琴ノ若に負け7勝6敗となるも勝ち越しまであと1勝と迫った。だが、今日14日目に負けると7勝7敗と追い詰められる。連敗中は魂ここにあらずのような負け ...

■22春13日目 貴の押しをもちこたえた高安が単独トップ

2022/3/25  

本日は最初の一番から観戦した。琴勝峰の弟、6勝の琴手計が序ノ口ながら序二段5勝1敗力士と対戦した。圧勝だった。同じ佐渡ヶ嶽(元琴ノ若)部屋の序ノ口のモンゴル力士琴拳龍も6勝で序二段5勝1敗力士と対戦し ...

■22春12日目 意気込みが失われた御嶽海

2022/3/24  

1敗高安と2敗大関御嶽海が結びの一番で対戦した。しかし、御嶽海には大関の責任からほかに優勝は渡せないとか、確率の低い新大関優勝をやってやる、という意気込みは感じられなかった。だからいやな予感がした。高 ...

■22春11日目 若隆景の予想を超える急成長

2022/3/23  

11日目、優勝争いをする者同士の対戦が実現した。全勝高安対1敗若隆景戦である。高安の昨日の豊昇龍戦は上位戦手始めであった。残りの日数が少ないからいきなり若隆景戦でもおかしくなかった。 しかも、この一番 ...

■22春10日目 思いもよらぬ展開となった優勝争い

2022/3/22  

雨プラス底冷えの大阪。蔵前国技館に冷暖房設備がなかった時代、時の時津風(元双葉山)理事長は「熱戦で温まってくれ」と語った。10日目は熱戦で温まったのだろうか。 1敗で優勝圏内の大関御嶽海が北勝富士にあ ...

■22春9日目 優勝戦線上位2敗組が後退

2022/3/21  

優勝戦戦に変化があった。2敗阿炎は突いて出てはたく癖が抜けない。これでまた自滅で負けた。相手は必ずしも好調といえない宝富士であった。かつて竜虎という力士が思い切って突っ張ってはたいた相撲を取った。これ ...

■22春8日目 明暗を分けた上位クラス

2022/3/20  

8日目を終えて上位の明暗がはっきりしてきた。優勝争いの1敗組御嶽海・若隆景は明である。大関御嶽海は小結豊昇龍をまったく問題にしなかった。新大関優勝はまれだが、ひょっとするとあるかもしれない。 <豊昇龍 ...

■22春7日目 高安の上位戦のタイミングを誤るな

2022/3/19  

場所が始まった当初関取休場は皆無だった。それがこの日千代の国が休場してたちまち3人となってしまった。結びの一番が正代ではなぜかすっきりしない。 1敗御嶽海は先場所不覚を取った阿武咲と対戦した。阿武咲は ...

■22春6日目 照ノ富士休場の波紋

2022/3/18  

大阪は朝から雨だった。気温も急激に冷え込んできた。天候の変化が虫の知らせになったわけではないが、この日から横綱照ノ富が休場した。土俵の上から最高峰がきえた。この穴は大きい。ほかの力士では埋まらない。 ...

■22春5日目 照ノ富士衰退が意味するモノ

2022/3/17  

この日全勝の御嶽海が霧馬山に負けて土がついた。波乱はそれだけでは済まなかった。結びの一番でも再びおこった。 <霧馬山に敗れた御嶽海> 照ノ富士にとって玉鷲戦は先場所のリベンジになるはずだった。ところが ...

■22春4日目 番付ナンバー2が4連敗

2022/3/16  

4日目の役力士同士の対戦は大関御嶽海対小結隆の勝だけである。この一番先場所14目に組めたのに結局対戦なしの幻となってしまった。今場所は早々と実現した。御嶽海が4連敗後4連勝している。ともにパワー相撲だ ...

■22春3日目照対宇良・貴対豊昇!微妙な勝負に揺れた日

2022/3/15  

幕内後半で微妙な勝負が二番あった。まず、貴景勝対豊昇龍戦である。貴景勝、一気に押して出るが、豊昇龍東土俵で右から投げにいった。だが、体が傾きながらなので豊昇龍が下かと思われた。だが貴景勝の体が飛んで足 ...

■22春2日目 照ノ富士の序盤の鬼門となった大栄翔戦

2022/3/14  

幕下で思わぬ拍手がおこった。ウクライナ出身の獅司が登場したからである。ロシアの一方的なウクライナへの侵略で町は破壊されてきた。相撲は対戦相手の濱豊に攻め込まれたが、投げで逆転した。 幕内で波乱が起きる ...

■22春初日 上位戦阿炎の動向 押しに迷いなし貴景勝

2022/3/13  

大阪に大相撲が帰ってきた。会場に着いたのは12時半であった。入場口は3つくらいに分かれていた。イス席は空けることなくフルに入れるせいか、幕内後半になっても空席が目立った。幸い十両以上に休場はいない。尾 ...

2022年3月お知らせ 賢明な読者の皆様へ

2022/3/12  

土俵の目撃者をいつもご愛読いただき誠にありがとうございます。大相撲においては足を使い、自分の目で確かめることを方針としています。大阪は相撲仲間が最も多い場所です。昨年、名古屋でその一人と偶然お会いした ...

2022年三月場所の視点

2022/3/11  

2019年以来の有観客による大阪開催である。人気はどうか。マス席は土日祝日、13日目は完売である。イス席は15日間購入できる。ただ、千秋楽はイスCが残りわずかである。大阪の相撲仲間の一人は通常開催にな ...

2022年3月横綱・大関に挑む12人のサムライ

2022/3/10  

3人の横綱・大関に新たに御嶽海が加わった。まずは休場がないことを願わずにはいられない。上位に休場がなければ、横綱・大関の対戦圏内は4枚目の遠藤までである。 12人のサムライで、ここ1年上位でフルに横綱 ...

2022年三月場所御嶽海15番勝負 下

2022/3/9  

引き続き、御嶽海15番勝負をみていこう。 5(●●●●●〇)12照ノ富士先場所、御嶽海は気合がもう一つの照ノ富士を寄り切って優勝を決めた。それまでは7連敗していて、照ノ富士は立ちふさがる対戦相手であっ ...

2022年三月場所前幕内年齢番付

2022/3/8  

幕内年齢番付を作成した。引退、新入幕、再入幕で顔ぶれは一部変化した。20代は22人、30代は20人となった。30代をベテランとすると、幕内は半分近くがベテランということになる。29歳の御嶽海、北勝富士 ...

次の大関は誰

2022/3/7  

次の大関は誰か。御嶽海が大関に昇進して、なるべき者はなってしまったという感じである。それに御嶽海と関脇以下の力士とは差がある状態だ。 それでは将来の大関候補として誰がピックアップされるのか。大関へのス ...

2022年三月場所御嶽海15番勝負 上

2022/3/6  

御嶽海が新大関で迎える大阪場所。先場所優勝しているだけに周囲の力士の御嶽海をみる目が違ってくる。御嶽海の対戦相手は上位に休場がなければ前頭4枚目の遠藤までである。御嶽海の15番勝負はどのように展開する ...

荒篤山の出世街道

2022/3/5  

荒篤山が入幕を果たした。苦節約12年というから大変な辛抱の相撲人生だった。荒篤山はいったいどのような出世街道を歩んできたのか。振り返ってみた。 <荒篤山> 荒篤山は本名を寺井ジャスパー ケネスという。 ...

照ノ富士のリベンジ

2022/3/4  

大相撲本場所において、優勝候補をあげるとすれば照ノ富士一人しかいない。その照ノ富士は一月場所珍しく11勝で終わった。かかとをいためていた事情はあるにせよ、4敗もするとは予想できなかった。 <照ノ富士の ...

数字でみる新大関

2022/3/3  

新大関御嶽海の稽古ぶりが伝えられた。場所後まもなく新型 コロナウイルスに感染して心配したが、回復したようである。ただ、稽古不足は否めない。あと10日でどこまで戻せる のか。本人はどうにかさせると言って ...

立ち合いの妙

2022/3/2  

相撲ほど勝負時間が短い格闘技はない。ボクシングや剣道でもあっという間に勝負がつくことはまれである。短時間でもひいき力士が立つときは緊張が走る。朝青龍が現役のとき、日本に留学していた妹が、兄の取組をみて ...

消えた横綱の相撲部屋5

2022/3/1  

花籠(元大ノ海)部屋から独立したのが元初代若乃花の二子山であった。龍虎が「自分も連れて行ってください」と嘆願したが、二子山は「それよりも早く強くなって花籠親方を安心させろ」と諭している。 <若乃花のブ ...

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