大相撲

2022年3月横綱・大関に挑む12人のサムライ

2022年3月10日

3人の横綱・大関に新たに御嶽海が加わった。
まずは休場がないことを願わずにはいられ
ない。上位に休場がなければ、横綱・大関の
対戦圏内は4枚目の遠藤までである。

12人のサムライで、ここ1年上位でフルに
横綱・大関と対戦した力士は4人いる。まず、
新関脇の若隆景である。ここ1年では横綱に
勝てない。ここ3場所では大関に勝っていな
い。それでいて5場所勝ち越している。これ
は12人のなかでは最も多い。横綱・大関に
勝てないここ3場所の関脇以下の成績が以下
である。
9勝3敗
8勝4敗
9勝3敗
関脇以下に着実に星を残している。横綱・
大関に勝てるようになると2ケタ勝利がみえ
てくる。

<若隆景>

次は隆の勝である。隆の勝は同部屋の貴景勝
と対戦しない。それでいて横綱・大関戦は
よくない。関脇・小結クラスの実力はあるの
だが、何か物足りない。勝ち越しと負け越し
を繰り返している。三月場所は違った隆の勝
がみたい。

<隆の勝>

3人目は大栄翔である。押し相撲だけに型に
はまれば横綱・大関を攻略できる。横綱照ノ
富士に勝ち、また負けたとはいえ、かなり
追い込んでいる。ただ、押し相撲はリズムに
のれないと難しい。初優勝後のここ1年では
44勝46敗ともうひとつである。

<照ノ富士に勝利した大栄翔>

4人目は明生である。4場所連続関脇・小結
を維持したが、三月場所は3枚目まで番付を
下げた。横綱照ノ富士に2度勝っている。
大関戦も五分に近い。先場所(一月場所)は
横綱・大関にすべて勝ちながら5勝10敗と
大敗している。このあたりに課題がみえて
くる。

<貴景勝に勝った明生>

面白い存在が阿炎である。幕内下位・中位で
12勝する力があることは証明された。いよ
いよ上位での本番である。ここでどういう
相撲を取るのか。どういう成績を残すのか。
阿炎の実力がはかれる場所になる。

<阿炎>

三月場所はいよいよ迫っている。

明日11日どすこい研があります。           
興味深いテーマをこれからもお届けします。

 

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  • この記事を書いた人

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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