大相撲本場所において、優勝候補をあげる
とすれば照ノ富士一人しかいない。その
照ノ富士は一月場所珍しく11勝で終わった。
かかとをいためていた事情はあるにせよ、
4敗もするとは予想できなかった。
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照ノ富士は非常に相撲が安定していた。
昨年の三月場所から連続5場所12勝以上の
成績だった。始まりは関脇で大関2場所を
経ての記録だった。それがストップした
のが一月場所だった。
一月場所はさらに3連覇がかかっていたが、
それもなくなった。3連覇以上は大正15年に
優勝制度ができて以来わずか11人しか達成
していない偉業だった。三月場所照ノ富士は
再び賜杯を取り戻せるのか。
王者大鵬を脅かそうとする力士が現れると、
師匠の二所ノ関(元佐賀ノ花)は「時代が
変わるとぞ」とはっぱをかけていた。まだ
照ノ富士を脅かす存在は見当たらない。一月
場所の負けは照ノ富士の心にあったように
思う。敵は対戦相手ではなく、自分自身で
あった。
![](https://dohyounomokugekisya.net/wp-content/uploads/2022/03/220122十四日目幕内-1178-e1646367389107.jpg)
優勝した御嶽海でもはさみつけて寄り切る
のがパターンであった。一月場所は三つ巴の
不安からか、気力を欠いた相撲になった。
明生戦は土俵際の詰めを誤った。阿炎のこれ
しかないという突き押しに屈した。三月場所、
照ノ富士は一月場所で負けた御嶽海、阿炎、
明生、玉鷲に対してリベンジを果たすことで
ある。
![](https://dohyounomokugekisya.net/wp-content/uploads/2022/03/三月場所A-e1646367408349.jpg)
立ち合い踏み込んで相撲を取れば、めったな
ことで負けない。10回の優勝を目指し、再び
優勝を取り戻すことが使命である。
コロナ禍ではスポーツ紙の大相撲ニュースが小さいです。 。
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